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【自然農法を広げたい】農業一年目で目の当たりにした現実

「全部自然農法にしたらいいのに。」
農業を始める前の私は、本気でそう思っていました。

関東から大好きな地元にUターンし、
田舎でのんびり農業をしている、ふじももです🌱

最近、自然農法で作られたお米やお野菜が
多くの人に注目されているな〜と感じます。
私も、自然農法で作られたお米と
自然農法の大豆からできた味噌で作る
お味噌汁を、幼い頃から毎日食べています。
自分の身体のために、
一生続けたいなと思っている習慣です。

出来るのもならば、
口にする全ての食材を
自然農法のものにしたいところですが、
普通のスーパーには売ってないし、
価格もお高めのものが多い。
継続して買い続けるはなかなか難しいのが現状です。

うちの実家は、代々続く専業農家なのですが、
主に生計を立てている、
農業組合法人(慣行農法)での仕事と、
自分家で食べる用の自然農法の田んぼがあります。

農業を何も知らない頃の私は、
「全部自然農法にしたらええやん!」
って思っていました。
だって、身体にいいものを
より多くの人に届けられるから。

農業を始めてたった約2ヶ月。
それが、どれほど難しいことなのかを
すぐに思い知らされました。


今年初めて、
農業法人の田植えに参加しました。
約1ヶ月、ほぼ毎日田植え。
植えても、植えても、全く終わりが見えなくて、
正直、“どんだけやってんだ”と思いました。

それとともに、
農業でお金を稼ぐことが
どれほど大変なことかを実感しました。
農家は、
お野菜や、お米を出荷して
それが売れることによって
収入に繋がります。
つまり、栽培期間は
収入が無いということです。
だからこそ、
農業で食べていくためには、
とんでもない量の栽培をし、
出荷をしなければなりません。

さらに、
虫と雑草の破壊力にも驚かされました。
刈っても刈っても生えてくる草。
大事な苗をバクバク食べ続ける虫。
虫さんに
「雑草を食べてくれよ!!」
って毎日思っています。
大規模な田畑の虫や雑草を
手作業で取り除くのは
本当に果てしない作業です。
これが、現在の日本の農業で
農薬が使われている
大きな理由の一つなんだと思います。


私が見た限りでは、
自然農法は自分の手で管理できる規模だからこそ
続けやすいと感じています。

家族に、
せっかく農業やってるんだから、
「自然農法を広げようよ!」と
言いたかったところですが、
専業農家だからこその難しさがあるなと
思わされました。


現実を知って、ひとつ思ったことがあります。

自然農法で育てられたお米や野菜を
未来にも残していきたいなら、
作る人だけに任せるのではなく、
私たち一人ひとりが
少しずつ関わっていくことが
大切なのかもしれないということです。

もちろん、誰もが農業をできるわけではありません。

でも、家庭菜園を始めてみたり、
自然農法で作られたものを選んでみたり、
農業体験に参加してみたり。
関わり方は人それぞれです。

私の場合は、
「自分で食べるお米は自分で作れるようになりたい」という小さな目標があります。

大規模に広げることはできなくても、
自分の暮らしの中でできることを続けていく。
そんな小さな積み重ねが、
未来の農業につながっていくのではないかと
思っています。

もちろん、
今うちでやってる自然農法のお米は
私たちだけで食べてる訳ではありません。
対象者は限定されておりますが、
販売もさせていただいています。

まだまだ市場の小さな自然農法ですが、
日本の農業に危機感を感じ、
食育に興味を持つ人が増えたら、
もっともっと発展するんじゃないかなと思います。

そんな未来を夢見て、
引き続き農の勉強を頑張りたいと思います。

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