「フラヌール 」vol.1散文と詩1 光と影
部屋に浮かび上がる美しい影を見つけるのが好きだ
朝の光で床にできるレースカーテンの影
日中や夕暮れは壁に浮かぶ観葉植物の影
夜はランプの灯に照らされて壁に浮かぶ花の影や天上に浮かぶ葉の影
秋は光と影の芸術祭と名付けわたしはその年の秋の独特の日差しにいよいよ今年も始まったなと感じる
秋の日差しはどの季節にもない特別な美しさを放つ
2週間くらいしか味わえないからわたしは光と影の芸術祭とよんでいる
この期間はいたるところに幻想的な影が現れ長くとどまりうっすら壁にきえてく
ゆっくりと浮き上がる、眺める
どんな絵よりも写真やアートよりも 私は部屋の壁や床に時折現れる美しい光と影を見つめているときに美しさを感じる
人生はどうしたって美しい瞬間に出会ってしまう。
わたしは胸の中でそう言葉にしている
