あの日、失ったもの
あの日、あの朝、何故彼はいつもよりも三十分だけでも早くベッドから出て階段を下りなかったのだろうか…。
いつもよりもガレージからシェットランドシープドッグのユキの大きく切ない鳴き声が途切れることなく聞こえる。
いつもと違う事が気になり目覚まし時計を覗き込んだ。いつもならもう散歩に連れていかれているはずの時間。
何かがおかしいのかもしれない。
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