ジャンプの巻末広告が消えたことに、気づいてる人はどれくらいいるんだろう

最近ふと思った。
ジャンプの巻末広告って、いつの間にか消えてない?
あの、どう考えても嘘だろってやつ。

「これを身につければ身長が伸びる!」
「寝てるだけで億万長者!」
「気功で人生が変わる!」

小学生の頃にジャンプを紙で読んでた人なら、
誰でも一度は見たことがあると思う。

で、重要なのはここなんだけど、あれを本気で信じてたやつ、ほぼいなかった。

当時の空気はもっと軽かった。

「いや無理だろw」
「効いたら世の中苦労しねえわw」
「でもちょっと面白そうw」

信じて買うというより、分かってて笑うネタ枠だった。


今のジャンプには、あの手の広告はほぼ無い

久しぶりに見て気づいたけど、今のジャンプの広告ってめちゃくちゃ無難。

公式グッズ、ゲーム、アニメ、検定、アプリ。
どれも安全で、炎上しにくくて、ちゃんとしてる。

あの「どう見ても盛りすぎ」な広告は、完全に排除された。

子ども向け媒体としては、たぶん正しい判断なんだと思う。

なのに、誇大広告は消えていない

ここからが本題。

ジャンプからは消えたのに、誇大広告そのものは消えていない。

どこに行ったかというと、SNSに移動した。

・年収◯千万
・売上◯億
・誰でも再現可能
・これをやれば人生が変わる

構造、完全に一緒。

でも決定的に違うのは、今はそれを「ネタ」として出してないってこと。

本人が
「これは実績です」
「これが自分の価値です」
って真顔で語る。

だから笑えない。

昔は嘘を笑えた。今は嘘がステータスになっている

ジャンプの巻末広告は、世界の“外側”にあった嘘だった。

・広告
・業者
・雑誌の端っこ

だから距離を取れた。

今の誇大自己申告は、世界の“内側”にある。

・SNSの知人
・同世代
・インフルエンサー
・成功者という肩書き

疑うと
「嫉妬」
「努力不足」
「ネガティブ」
に変換される。

だからツッコめない。

なぜ消えたことに気づかれないのか

理由はたぶんシンプル。

・当時を知ってる人は、もう紙のジャンプを買ってない
・若い世代は、そもそも知らない
・嘘が別の場所に移動しただけなので、同じものとして認識されない

比較できる人が、ほとんど残ってない。

だから「そういえば、なくなってるな」って気づける人自体が少ない。

リテラシーが下がったというより、余裕がなくなった

昔の方が賢かった、という話ではないと思う。

ただ、昔は
嘘を疑う余裕
笑って距離を取る余裕
があった。

今は
不安が強くて
正解が見えなくて
成功物語にすがりたくなる。

結果、嘘を嘘として処理できなくなった。

ジャンプの嘘は消えたのに、大人の嘘は増えた

子ども向け雑誌からは、「笑える嘘」が消えた。

その代わりに、大人向けの場所で「笑えない嘘」が増えた。

それって、健全なんだろうか。

少なくとも、昔ジャンプの巻末広告を見て「はいはいw」って笑ってた自分からすると、ちょっと不思議な時代だなとは思う。

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