情報過多時代ではない取捨選択が出来なくなっただけである

現代は情報過多時代だと言われる。

情報が多すぎる。
脳が追いつかない。
ショート動画が危険。
SNSで疲弊する。

だが本当に、
問題は“情報量”なのだろうか。

 

実際には、
必要のない情報まで自分から取り込み続けている側面も大きい。

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本来見なくても困らないものまで、
常時流れ込み続ける。

 

昔は、
「どう情報を集めるか」が価値だった。

だが今は逆である。

重要なのは、

“何を見ないか”

になっている。

 

つまり現代は、
情報過多時代というより、

“取捨選択能力”

が重要になった時代なのだ。

 

しかしここで問題が起きる。

取捨選択には、
自分の評価軸が必要だからである。

 

  • 自分は何が好きなのか

  • 何を面白いと思うのか

  • 何を重要視するのか

  • 何を不要と感じるのか

これが曖昧だと、
外部評価へ流されやすくなる。

 

すると、

  • 再生数

  • フォロワー

  • 炎上

  • トレンド

  • おすすめ

  • “みんな見てる”

が、
判断基準になり始める。

 

だがこれは、
個人の弱さだけの話でもない。

現代のプラットフォームは、
“止まらないこと”を評価する。

長く見る人。
多く反応する人。
感情を揺らされ続ける人。

その方が収益になるからだ。

 

つまり、
取捨選択が弱い人ほど、
アルゴリズム的には優良顧客になる。

 

しかも情報疲労が起きると、
人は逆に単純なものを求めやすくなる。

  • 白黒

  • 即理解

  • 強刺激

  • 勧善懲悪

  • 一発で分かる答え

複雑なものより、
処理コストの低いものへ流れていく。

 

その結果、

情報疲労

思考疲労

単純化志向

強刺激依存

さらに流される

という循環が起きる。

 

だから問題は、
情報量そのものではない。

 

本質は、

“自分に不要なものを切れるか”

である。

 

現代で必要なのは、
情報収集能力より、

  • 無視する力

  • 止める力

  • 切る力

  • 選ばない力

なのかもしれない。

 

情報が多いのではない。

全部を見ようとしているだけである。

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