倫理とは長期合理を単純化した理解だ

倫理は「正しさ」だと思われている。
でもそれは少しズレている。

倫理とは何か。
長期合理を単純化した理解だ。

本来、人間の行動はもっと複雑だ。

  • 協調した方が長期的には得

  • でも裏切られるリスクもある

  • 状況によって最適解は変わる

これを毎回考えるのは不可能だ。

だから人はそれを圧縮する。

「嘘をつくな」
「奪うな」
「助けろ」

こういう形にすることで、
考えなくても長期的に得しやすい行動を選べるようにする。

これが倫理だ。

ただし、ここで問題が起きる。
圧縮している以上、前提が消える。

  • なぜそれが正しいのか

  • どの条件で成り立つのか

こういったものは省かれる。

その結果、
倫理は絶対的な正しさのように扱われる。

でも実際は違う。

倫理はあくまで、
ある条件下で長期的に有利になりやすい行動の簡略化に過ぎない。

だからズレる。

構造が違えば、結果も変わる。
条件が違えば、最適解も変わる。

それでも倫理はそのまま適用される。

ここで、本質が見えなくなる。

「正しいかどうか」で判断してしまうからだ。

でも本来見るべきはそこではない。

その行動が、どの構造で有効なのか。

これを見ない限り、
倫理は説明ではなく、思考停止になる。

■ まとめ
倫理とは長期合理を単純化した理解だ。

そして単純化されたものは、
そのまま使うとズレる。

■ 締め一行
倫理は正しさではなく、圧縮された構造だ。

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