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アザラシ館、平日の午後

久しぶりに平日のしなすいを訪問した。
館内は静かで落ち着いていて、
アザラシ館ものんびりとしたよい雰囲気。

すい〜
すいすい〜〜

地上階(?)から水面を眺めていたら、おばあちゃんアザラシのこはるが浮かんできた。

ぷか〜

アザラシ館のメンバーのなかで、こはるちゃんはだんとつに白い。動きがゆっくりだから、泳いでいる姿がとてもきれい。

高齢のアザラシは、目のなかの水晶体が白くにごっていつしか見た目にも白くなる。こはるちゃんの目は宝石のオパールのようにきれいな色をしている。

少女みたいなおばあちゃん

気がついたら私のとなりに若いお嬢さんが二人、こはるちゃんを眺めて微笑んでいた。

「あの子かわいいねえ、マイペース」
「かわいい。あ、目が白い…?」

会話が耳に入ってきて、このあとなんて言うかな、と思わず緊張してしまった。

おさかな?


「このこは高齢なのかな。
 犬も歳とると目が白くなったりするんだよね」
「なるほど〜白内障?なのかもしれないよね」


素敵な会話だなと思った。

知らないこと、わからないことを考えないままシャッターをおろすでもなく
衝動的な感想が口をついて出るわけでもなく
思い込みから決めつけた発言をするでもなく


想像力をはたらかせて、自分の知っていることに寄せて仮説をたてる、すなわちワンクッション置いて、どうだろう?と対話ができる。

いろいろな場面で大切にしたいあり方だなと思った。

そのあとも、一人になったアザラシ館で
アザラシたちを眺めながら
素敵なお嬢さんたちに感謝する昼間だった。


わたしもかくありたいな。

〜♪

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