流れに生きて【釣り堀編】9
流れに生きて【釣り堀編】9
― Fishing YouTuber 鮎美と、閉じた水に生きる命 ―
今回は静岡県沼津市の釣り堀が舞台です。
海や川とは違う、
人の手によって管理された水の中で生きる魚たち。
そして初めて釣りを体験する堀川。
これまでのシリーズとは少し違った視点から描かれた作品です。

釣り堀というと、
「魚を放しているから簡単に釣れる」
というイメージを持つ人もいるかもしれません。
実際、初心者向けの池では堀川も次々とニジマスを釣り上げます。
しかし、
釣り堀の世界はそれだけではありません。
流れのある川。
ミャク釣り。
野生化したニジマス。
そして青いアルビノであるコバルトマス。
同じニジマスでも、
生きる環境によって全く違う姿を見せます。
魚たちの物語では、
富士山の湧水で育てられたニジマスの碧人を中心に、
養魚場から釣り堀へと続く流れが描かれます。
生まれた場所。
育った場所。
選別される運命。
人の手によって作られた流れ。
自由に見えて、
実は決められた道を進んでいく魚たち。
その姿はどこか人間社会にも重なります。
また本作では、
ニジマスだけではなく、
イワナやアルビノニジマスなども登場します。
同じ水の中にいても、
選ばれる魚。
残される魚。
別の場所へ運ばれる魚。
それぞれが違う流れを生きています。
釣りを楽しむ人間側の視点と、
管理された水の中で生きる魚たちの視点。
その両方から描かれた少し変わった物語です。
*
作品ページ
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※本作は静岡県の養鱒場や釣り堀を題材に、ニジマスたちの視点から「閉じた水に生きる命」を描いた作品です。
