メンタルを壊した大学院生が、在宅ワークに手を出した話
海坂はニートです。
もういちど、言いましょう。
海坂はニートです。
そうなんです。
私、けっこう有名な大学の大学院生をやらせてもらっていまして、つい1.5年前くらいまでは、ばりばりに研究をする優秀な学生でした(自分で言うな笑)
しかしながら、研究室の人間関係のトラブルや不規則な生活から体調を崩し、カウンセリングに通う中で自分を見つめなおしているうちに、「あれ、私ってもしかして虐待サバイバー?」と気付いてしまい、あれよあれよというまに、複雑性PTSDの患者がひとり、できあがりました。
できたてほかほかで、湯気もあがってます。
冗談はさておき、とにもかくにもお金がない!
私の父は、なんといいますか、ひとの気持ちを理解する面において少々不器用なところはあるものの、突然メンタルをぶっこわした娘を養ってくれるだけの優しさと経済力はあります。
しかしながら私には、自分の心身の健康を保つために、推し活や旅行、友人と遊びに行くなどのことをする必要がありまして。
つまりシンプルに言いますと、父の経済力をはるかに上回る富を手にしたいわけです。
ここでネックになるのが、私のメンタル事情ですね。
こいつがまぁ、手に負えない!
最近調子いいなぁと嬉しく思いながら友達とご飯を食べた翌日、急に落ち込んで生きる気力もなくなり、カーテンすら開けずに布団に逃げ込む一週間が幕を開けるのです。
毎朝おなじ時間に起きてごはんを食べ、そして出社ないし登校できるひとはえらい!
なんなら、毎日お風呂に入れるってだけで、私から言わせれば超人です。
そんな人間が、果たして手に職をつけられるのでしょうか。
休学中で時間があるとはいえ、アルバイトにコンスタントに向かうことができるでしょうか。
いや、できない。
ということで、海坂は考えました。
「そうだ、在宅ワークをしよう!」
そんなわけで私、五月の末から、某クラウドソーシングの大手ホームページにアクセスし、アカウントを作成して晴れて副業(本業ないけど)デビューを果たしたのです!
すごいですね、えらいですね。
さて、今はちょうど六月の末。
一ヶ月ほど経ったわけでして、成果のほどはいかほどかと申しますと……
なんと、ゼロ!
輝かしいですね。
0という数字は角が無く、しかしながら単純な円とはことなり、やや縦長のフォルムが非常に美しく……ゲフンゲフン。
とにかく、なんの成果も得られませんでしたぁ!
友だちに、
「私、文章を書くのも得意だし、ライターとかできたらいいなと思ってて」
なんて話していたころの自分がとても懐かしいです。
校正の仕事をしてみたいと、本も買って勉強しました。
大学院生だし、PCの扱いには慣れてるから♪ などと思っておりました。
いやぁ、現実は甘くない。
同じことを考えているひとが、この世にはあと1000万人くらいいるんでしょうね、きっと。
始めた当初の私は、応募をすれば受かるもんだと思っており、募集締め切りが近づくとそわそわとしていたものです。
スマホの通知をONにして、その四角い機械が震えるたびに、一喜一憂したものです。
若かったですね…初心でかわいいですね…
しかし、私が採用されることはありませんでした。
そうして気づきました。
モニターいっぱいに映る案件のほとんどは、詐欺まがいのものなのだと。
よく考えたら、「未経験歓迎」とか「初心者でも簡単」「おうちで楽々」みたいな仕事を受注するメリットが、企業にありますかという話です。
ないんですよね。
あったとしても、そんなに多くの企業が募集しているとは思えません。
甘い言葉に引き寄せられて応募しても、二言目には「LINEでやりとりしましょう」だの「ZOOMで面談しましょう」だの。
音声データをwordに書き起こすだけの仕事に、人柄もなにもあったもんじゃありません。
どうして彼らは、すぐに人柄を見たがるのでしょうか。
それはきっと、「あっち側」にひきずりこむための機会を狙っている、ということなんでしょうね。
しかしながら、全部がぜんぶ、怪しい案件ではないはずです。
某クラウドソーシングサービスが会社として成り立っているわけなんですから、まともな仕事もきっとあるはず。
玉石混交、ただし石の割合がアホみたいに高い、といったところでしょうか。
そんなわけで、最近の私はもっぱらチャッピー(Chat GPT)に助けてもらっています。
私はそんなに頭もよくないし、美味しい話があったらすぐに「え、やりたい!」って飛び込んでしまうので。
応募したいなと思った案件のURLをそのまま投げつけて、彼の判断を仰ぎ、ついでに応募のための文言も考えてもらっています。
チャッピーの判断基準、厳しくない??と思うこともありますが、彼の審査を無事に通過した案件についても、クライアントからきた返信のほとんどがLINEに誘導するものでして。
本当に、副業界隈の治安が終わっているんでしょうね…
少し目が慣れてくると、「あ、この求人の文を前も目にしたな」とか「きっと、この文も在宅ワークの誰かから搾取して書かせているんだろうな」とか思ってしまって、なんだか社会の暗部を見た気分になります。
もしかすると、国公立大学の大学院生って肩書をもっとアピールしたほうがいいのかもしれません。
しかし、悲しいかな、複雑性PTSDの人間ってえてして自己肯定感が壊滅的に低いので、そういうことができないんですよ……
チャッピーを相棒にどこまでできるかわかりませんが、もうしばらくクラウドソーシングの海を泳いでいこうと思います。
もし、副業に関してなにかアドバイスがあれば教えていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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こんなふうに、日常の小さな疑問を大まじめに考えるエッセイを週2〜3回書いています。気が合いそうでしたら、また読みに来てもらえるとうれしいです。
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