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きのこと菌が受け継ぐ思い(歴史編)|青山きのこ園②

取材当日、張り切りすぎて早めに到着してしまい、農園の入口付近をうろうろ。敷地はかなり広く奥行きがあるものの、人の気配はありません。
牛久大仏を撮影するなどしてここに用があるんです感をアピールすること5分。
そろそろ大仏好きな不審者と思われるのでは、と不安になった頃に青山さんが軽トラで颯爽と登場。農園3代目のタツノリさんは、菌床作り・栽培はもちろんのこと、毎日の納品も一手に引き受けています。

ではお話をということで作業場に向かうと、中に人影が。
先ほど一人で通り過ぎた時は誰もいなかった気が……
どなた!?
たたずまいが落ち着きすぎていて完全に見逃したのは、2代目であるお父さん。大変失礼しました。
タツノリさんは収穫に向かうため、きくらげについた菌床を黙々と切り離しているお父さんに農園の歴史を伺うことに。

話しながらも止まることのない出荷作業

昭和47年に初代が設立した青山きのこ園は、原木栽培を行う農園でした。福島から原木を取り寄せて松林の中でしいたけを育てる日々。
しかし松が病気で枯れてしまい、場所を移して日の差し込む落葉樹林で原木を管理するのは苦労の連続でした。

「想像してみ。梅雨の時期にね、かっぱを着て90cmもある原木の天地返し*をするわけ。雨は降ってるし重いし腰が痛くて。日が照ってきたら覆いをかけに行かなきゃなんないし、こりゃ続けるのは大変だぞって」
*原木の湿度が一定になるように木を上下逆さにする作業

ラジオの音がぽつぽつと流れる中、二人で当時の大変な作業にしばし思いを馳せます。このまま続けていくのか悩んだものの、初代から受け継いだしいたけ栽培。
平成4年から思い切って労力を軽減できる菌床栽培に踏み切ることに。

菌床栽培は当時まだ発展途上の栽培方法。菌床を種菌メーカーから取り寄せつつ、技術向上のため和歌山、静岡と各地の農家に見学と情報収集に行く日々。こうして農園には栽培に関する知識がどんどん蓄えられていきます。
次の転換点は菌床作り用の大型機械の導入。
自分たちで菌床を作ることができるようになり、きのこは栽培せず菌床のみ関東全域に配達していた時期もあったそう。

東日本大震災の直後はきのこが全く売れない時期もあったと振り返るお父さん。農園が大きなターニングポイントに立つたびに、家族で話し合って次に進むべき方向を決めてきました。
2012年からはタツノリさんが本格的に農園に加わり、栽培するきのこの種類もしいたけ、たもぎ茸、きくらげと徐々に拡大。
こうして青山きのこ園は、菌の循環のように新しい養分を取り入れながら50年以上続いているのです。

次回、農園のこれからと新たなる試み「発展編」に続く!


青山きのこ園 Instagram
@aotatsuuu

新鮮きのこの購入は
おおきなかぶ直売所
わくわく広場(イオンモール土浦)
などなど各所で可能。
Instagramストーリーズからも納品場所をチェックできます。

Village Market Tsukubaにも定期的に出店されてます。
青山さんから直接きのこを買える絶好の機会。

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