近年の自転車輸出入額及びその規模の推移
まずは個人的なところから。
2010年ころ自転車パーツの海外通販サイトが徐々に日本語対応をし始めました。Wiggle、Chain Reaction Cycles(CRC)、Evans Cycle、Jenson USA、Marlin Cycle、Bike24、BroBike、Cycle Store、Bikeinnとか使ったことあります。その他にも沢山ありましたね。
WiggleもCRCも現在ネット通販は日本展開してません(この二つは同じ会社)その他の海外通販サイトについても、昔はあれだけ出していた割引クーポンも少なくなりましたし割引率も下がりました。円高時代は7、8,000円以上買えば日本まで送料無料とかでしたね。DHLとかでしたよ。今じゃ到底信じられません。
あと個人輸入の消費税免税のためにInvoiceを16,666円に収まるように注文分けたり(笑)
私も自転車パーツを集め始めたころでしたが、日に日に円高で安くなっていく海外通販が面白くて仕方なかったです。ドル円は今の半額でしたし、ポンドもユーロも半値近い感覚でした。今ほど物価高ではなかったことや、輸出国のVATが差し引かれたうえで、少額なら国内消費税がかからないときたので、もう笑っちゃうくらい安かったですよ(^▽^;)
↓当時からお世話になっている「自転車パーツの海外通販情報局」
超円高時代は2008年のリーマンショックの後から2013年くらいまで、ちょうど民主党政権時でした。さすがに円高過ぎないかというレベルでマクドナルドのハンバーガーが59円(+消費税5%) 牛丼240円。ラーメンも600円超えたら高い。家賃もすごく低かった。超絶デフレでした。
なので給料は上がらずも、輸入と海外旅行は空前絶後の安さでした。副業すればするほど良くなるという感じ。個人的には良い時代だったと思ってます。もちろん企業業績不振、海外への労働力流出、失業問題もありましたけどね。。
そこから民主党政権が倒れてアベノミクスが発動。政策金利がゼロ付近に。超円高時代は終わりますが、2021年ころまでは大体一定の為替レートで続きます。
その間にシマノは海外通販サイトで日本向け輸出を禁じます(SRAMも同じことをしました)こうして徐々に日本国内の自転車パーツ価格と海外通販の価格が近づき、国内小売でも新品パーツが売れるようになってきたのでは・・?と考えています。
ただ近年は人件費高騰からの物価高騰。自転車も部品も高付加価値でないと売れなくなりました。これまで比較的安価だった中国製品でさえその傾向があります。今後自転車を趣味にするハードルが高くなるのは間違いないでしょう。。
ここまでは個人の消費活動から見た過去の傾向推移でしたが、ここからはしっかりと数字でマクロ的に自転車業界の景気動向を見てみたいと思います(/・ω・)/
※以降、サマリの数値なのでスポーツ車以外も含んでおります

自転車の生産・輸入・輸出を2019年から追跡できるサイトで確認してみると、日本は基本的に以下の傾向があります
「完成車は輸入が輸出の10倍くらい。日本は完成車を輸入に頼っている」
「自転車部品は輸出が輸入の10倍くらい。日本は自転車部品を輸出のために生産している」
日本は国内に世界的な規模のマスプロフレームメーカーが無く、逆に自転車部品分野ではシマノや部品メーカーがいくつもがあるからこうなっていると考えていいと思います。
輸出入で気になるのはコロナ特需のあと自転車部品が超円安にも関わらず輸出がかなり落ち込んできていること。他国に売上を取られているかもしれません。(ま、、あの国でしょう)
またもう一つ気になるのは1台当たりの輸入額が1.4倍くらいになっていること。総輸入額はほぼ変わっていませんが、輸入台数の落ち込みが大きい。
つまり国内生産数の10倍以上もある輸入完成車数が大きく落ち込んでいることを示しています。これは確実に円安による影響が表れています。
これらを合わせてトータルで見ると業界全体で自転車の販売規模が19~24年で28%程落ち込んでいることを示しています。
コロナの自転車特需というものも、輸入を増やしただけですね。生産がほぼ増えてませんから(´・_・`) 思った以上に新車販売は厳しい状況になっているということが浮き彫りになりました。MTB界隈ではCANYONやCommencal、YTなどのように通販&直販が伸びてきたのもうなづけます。中間業者に力が無くなってきたのです。
ただこういった傾向は日本に限らず、やはり現時点では中国・台湾から自転車を輸入する国が多いためどの国、ブランドも苦労している模様です。Intenseも欧州での事業を中止するとのことです。
毎日リセールバリューチェック中の私は最近、ネットオークションやフリマサイトで「数年型落ちの中古完成車の売り出しが増えている」と感じます。
大手中古自転車販売店が自社通販サイト以外にこういったオークション出品を加速させているのもあるのですが、それを差っ引いても数年型落ちした中古車の出品が多くなりました。コロナで一時的に増えた車体が余って中古車市場に流れてきたのかもしれませんし、そろそろ26年の新車発表の時期というのも要因かもですね。
日本人はモノを大切に扱っているのは間違いないですし、レストアほどとはいわずとも綺麗な中古自転車部品や車体は海外へ売れると思いますけどね。。あまりそういった話は聞きません。
まぁ、素人考えですし自転車業界に携わる方の苦労を代弁することもできませんm(._.)m
いちファンとしてこれからもMTB界隈でひっそりやっていこうと思います。ではでは。
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