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人に頼るのが上手くなった話 ——頼ることは、迷惑じゃなかった note38日目

思ってたより、優しい人はたくさんいた


人に頼るのって、
なんとなく苦手だった。

出来ることは自分でやる。
人に迷惑をかけない。

それが当たり前で、
それがちゃんとしていることだと思っていた。

子育てをしていた頃は特に、
「人に迷惑をかけないこと」 が
ひとつの基準みたいになっていた 気がする。

税金に頼らずに生きることも、
心のどこかで
大事なことだ と思っていた。

でも今は、
障害年金を受け取りながら
生活している。

最初は少し、
複雑な気持ちもあった。

でもこれは、
困った時に支え合うための仕組みなんだと、
今は思っている。

ありがたく、
使わせてもらっている。
ありがたや,ありがたや。


そしてもうひとつ、
大きく変わったことがある。

人に頼ること。

右麻痺になってから、
動きが非常に,ゆっくりになった。

ひとつの動作に
とても時間がかかる。

前なら何でもなかったことも、
今は誰かに手伝ってもらうことが増えた。

そのたびに、
「すみません、お願いします」
と声をかける。

昔の自分だったら、
自分で何とかしよう,
出来るだけお願いせずに済ませよう
としていたと思う。

でも実際に頼ってみると、
驚くくらい、
みんな普通に助けてくれる。

友達はもちろんだけど、
すれ違うだけの人や、
たまたまその場にいた人まで、

当たり前みたいに、
手を貸してくれる。

そのたびに、
少し驚いて、
そして、でら嬉しくなる。

世の中って、
思っていたより優しいんだなぁ。


病気になる前から、
「言わなくても分かるだろう」は傲慢 
だと思っていた。

でも今は、
それを前よりも強く感じている。

言わなければ、
相手には伝わらない。
分かってもらえない。

だからこそ、
ちゃんとお願いすることも
大事なんだと思う。

頼ることは、
迷惑をかけることじゃなかった。

人と人との間にある、
ひとつのやり取りだった。

そう思えるようになってから、
前よりももっと、
人との距離が近くなった気がする。


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