笑える日は強い note91日目
気が狂うかと思った日
私は自分のことを、
メンタルが強い方だと思っていた。
嫌なことがあっても、
まあ何とかなるて。
昔からそんなタイプだった。
ところが脳出血で倒れ、
回復期リハビリ病院へ転院した
最初の1週間で、
メンタル強い自慢を
見事に打ちのめされた。
急性期病院の病棟内を
車イスで自由に
ブイブイ言わせていた私は,
・トイレに行く時人を呼ぶ
・車イスからベットに移るのも人を呼ぶ
・部屋の洗面所に行くのも人を呼ぶ
と言われて、えっ⁈ となった。
私が自由に動けるのは
私のベットの周り、
カーテン内の僅かな空間のみだった。
感染対策などの理由も分かる。
私がどれだけ動けるか
観察しているのだろう,
ということも分かる。
だから、せいぜい5日、
まぁ3日我慢すれば
ちょっとはマシになるだろう、
とタカを括っていた。
4日目の夜,検温の看護師さんに、
「まだかな?」と聞いてみた。
そしたら
「安静度(どのくらい動いて良いか)
を決めるのは、
リハビリの担当者なんですよ」
と言われた。
ガーン……
そんなこと一言も聞いてない……
しかも、手も足も担当者は、
明日から連休って言ってた…
ふざけんな,と思った。
リハビリは3時間ある。
でも残りの21時間は病室で過ごす。
当時の私には本当にきつかった。
洗面所にすら、自由に行けない。
しかも、誰がどう判断するのか、
教えてもらってない!
私は本気で、ふざけんな!!と
怒れてきた。
そして「これって監禁?」
と思った。
いや、監禁じゃないか。
じゃあ軟禁?
監禁と軟禁の違いまで調べた。
今思えば笑えるが、
その時は笑えなかった。
楽しいことを考えようとするが、
なぜ言ってくれなかったのか,
いつまで我慢すれば良いのか,
そんな思いがグルグル巡ってくる。
そのうち、血圧は上がるし、
動く左手まで痺れて
動かなくなってきた。
「もうダメかもしれん」
「気が狂いそうです」
そう言って私は、
詰所へ避難させてもらった。
看護師さんに怒って、愚痴った。
そして夫とLINEをした。
内容は覚えていないが,
最初は血圧が上がったこと,
詰所に避難してることの報告だった。
その後の内容は
たぶん、
どうでもいい話だったと思う。
でも私は笑った。
久しぶりに笑った。
それまで張りつめていたものが、
ふっと緩んだ。
不思議なもので、
人は笑うと少し楽になる。
問題が解決したわけではない。
病気が治ったわけでもない。
右手が動くようになったわけでもない。
それでも笑えたことで、
私はすごく楽になった。
その日を乗り切ることができた。
だから私は思う。
笑える人も強い。
でも人を笑わせられる人は、
もっと強い。
入院中、
私は夫のくだらないLINEに
何度も助けられた。
私が夫の力になれているかどうかは、
正直分からない。
でも、そう思ってもらえていたら、
嬉しいなと思う😊
でも夫は,こう言う。
「絶対に教えたらん」
