なぜ妊活は、女性に偏るのか?
男性も当事者である。
そう考えたとき、私はもう一つの疑問に辿り着きました。
なぜ妊活は、女性に偏る構図になりやすいのでしょうか。
これは男性の努力不足の話ではありません。
どちらかを非難する話でもありません。
けれど、私たちは一度立ち止まって考える必要があります。
妊活は、本当に「夫婦それぞれの努力」の問題なのでしょうか。
妊活となると、
・情報発信の多くは女性向け
・妊活アプリも女性主体
・通院の設計も女性中心
・職場制度も女性側を前提に組まれている
制度上は男性も育休を取得できるようになっています。
しかし現実には、それが難しい立場の人も少なくありません。
こうした設計が積み重なった結果、
妊活の負担は自然と女性側へと傾いていきます。
もしそうであるならば、
妊活が女性に偏るのは「個人の意識」の問題ではなく、
構造の問題である可能性が見えてきます。
私たちはこれまで、妊活の苦しさを
“夫婦の頑張り”の中で解決しようとしてきました。
けれど、その前提そのものが
女性に多くを背負わせる形になってはいなかったでしょうか。
構造を見直すことは、誰かを責めることではありません。
むしろ、自責のループから一段外へ出ることです。
妊活を「個人の問題」として捉え続けるのか。
それとも、「設計の問題」として捉え直すのか。
その視点の違いは、
これからの向き合い方を大きく変えるはずです。
