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【W杯】赤い悪魔の意地!ベルギー、セネガルの猛攻を撥ね除ける執念の3-2大逆転劇

世界のフットボールファンを熱狂させる、あまりにもドラマチックなノックアウトステージの死闘。鋭いアタックで2点を先行したセネガル代表に対し、ベルギー代表(赤い悪魔)が驚異的な修正力と個のクオリティで対抗。怒濤の3ゴールを奪い返したベルギーが、激しい乱打戦を制して見事な大逆転勝利を収めた一戦。



1. ポゼッションのベルギーと、効率よく敵陣へと侵入したテランガのライオン

ボール支配率: ベルギー 52% / セネガル 48%
正確なパス本数: ベルギー 602本 (86%) / セネガル 536本 (84%)
総パス本数: ベルギー 699本 / セネガル 639本
アタッキングサードでのパス数: ベルギー 130本 (70%) / セネガル 153本 (76%)

ボール支配率52%、正確なパス本数602本を記録して中盤を組み立てたベルギー。デ・ブライネやティーレマンスを中心に、短いパスワークを繋いでゲームの主導権を握ろうとしたポゼッション。
対するセネガル(テランガのライオン)による、48%の支配率ながら効果的に敵陣深くを裂いたワイドアタック。アタッキングサードでの正確なパス本数で「153本(成功率76%)」を叩き出し、ベルギー(130本)を大きく凌駕した鋭い推進力。

2.セネガルの圧倒的xGと、少ない好機を仕留めきったベルギーの冷徹さ

総シュート数(枠内): ベルギー 19本 (5本) / セネガル 19本 (5本)
ゴール期待値(xG): ベルギー 1.80 / セネガル 3.54
相手のボックス内でのタッチ: ベルギー 38回 / セネガル 29回
ビッグチャンス数(逃した回数): ベルギー 3回 (0回) / セネガル 4回 (2回)
試合序盤からゲームを動かした、セネガルによる圧倒的な決定機の数々。サールやディアラが電撃的なアタックから確実にネットを揺らし、一時は王国を慌てさせる2点のアドバンテージ。ゴール期待値(xG)「3.54」が示す通り、オープンプレーから次々と決定機を作り出したセネガルの猛火。
しかし、相手ボックス内で38回ものタッチを記録し、冷静に反撃の機会を窺い続けたベルギー。xGは「1.80」と相手を下回る数値ながら、創出した3回のビッグチャンスを1本も逃さずすべてゴールへと変換した極限の決定力。後半から投入されたルカクらの爆発力を活かし、瞬く間にスコアをひっくり返した赤い悪魔の凄まじい勝負強さ。

3. 空中戦を完全掌握したベルギーの盾と、地上を制したセネガルのインテンシティ

デュエル勝利数(勝率): ベルギー 60回 (52%) / セネガル 56回 (48%)
地上戦勝利数(勝率): ベルギー 32回 (44%) / セネガル 41回 (56%)
空中戦勝利数(勝率): ベルギー 28回 (65%) / セネガル 15回 (35%)
タックル / インターセプト数: ベルギー 12回 / 8回 / セネガル 12回 / 11回
クリア数: ベルギー 28回 / セネガル 31回

地上戦のデュエルにおいて勝率56%(41回勝利)を記録し、11回のインターセプトと31回のクリアを数えてメヘレらのビルドアップに強い圧力をかけたセネガルの激しい肉弾戦。
対するベルギーによる、勝率65%(28回勝利)を記録した圧倒的な空中戦の支配。テアテやメヘレを中心に、マネらのロングボールやクロスをゴール前で確実にシャットアウトした強固なエアバトルの盾。

4. 試合を動かしたキーマンたち(個人評価)

【勝者:ベルギー代表】
ユーリ・ティーレマンス(No.8 / MF) 採点:9.0 【MOM】
寸評: 中盤の底から正確なパス86%を誇るビルドアップを統率し、自らも値千金のゴールをマークして大逆転劇の牽引車となった最高評価のMOM。
ロメル・ルカク(No.9 / FW) 採点:8.0
寸評: 後半の頭からピッチへ投入され、前線の絶対的な基準点として機能しつつ逆転への狼煙となるゴールを奪取した絶対的ストライカー。
レアンドロ・トロサール(No.10 / FW) 採点:8.3
寸評: 右サイドからのキレのある仕掛けでセネガルのジャコブスを翻弄し、アシストを記録して高いクオリティを示したアタッカー。
【敗者:セネガル代表】
 イスマイラ・サール(No.18 / FW) 採点:8.7
寸評: 最前線から驚異的なスピードでベルギーのDFラインを引き裂き、チームを勢いづけるゴールを記録した急先鋒。
イブラヒマ・ディアラ(No.21 / MF) 採点:8.1
寸評: 中盤のエリアから果敢な飛び出しを見せ、王国の守護神クルトワを破る鮮烈なゴールを奪ったミッドフィルダー。
ティモシー・ディアウ(No.23 / GK) 採点:4.8
寸評: ベルギーの高精度な枠内シュート5本に晒され、防戦の中で手痛い3失点を喫してしまった守護神。

【エディターズコラム】不屈の悪魔が引き寄せた逆転劇と、決定力に泣いたアフリカの雄

戦術的・データ的な側面を見れば、xG「3.54」を叩き出しながらも2点に終わったセネガルの攻撃陣にとっては、あまりにも残酷な幕切れ。ハキミらを擁するモロッコに続きアフリカ勢の躍進を狙ったものの、勝負どころでの決定力の差が命取りとなった結末。
見事な先制劇から2点をリードし、大金星の栄誉をその手に掴みかけながらも、ベルギーの誇るルカクやティーレマンスの理不尽なまでの個の力と、空中戦勝率65%の強固な壁の前に玉砕することとなったセネガル。一方、九死に一生を得たベルギーによる、多くのシュートを浴びせられながらも高い修正力でベスト8へと名乗りを上げた、次戦への確かな弾み。


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