どこを見回してもBarbour。老若男女が着ている理由を、歴史とマーケ戦略を数字で整理する
街でBarbourを見ない日がなくなりました。年齢も性別も関係なく、さらっと着ていますね。
中年サラリーマンも女子大生もみんなこぞって。
2025年12月時点での結論を先に言うと、Barbourは「服としての強さ」に加えて、日本で「増える必然」を作っているようです。
1894年創業。131年積み上がった「道具」の血統

Barbourは1894年創業。
港町で雨風の厳しい環境で働く人のための実用品から始まったブランドです。
2025年の今で創業131年。ここまで続いた服は、それだけで強い。
そして、街でよく見る定番モデルにも誕生年がある。Bedaleが1980年、Beaufortが1983年。流行に見えて、実は40年以上「定番」を続けている側です。
背中のゲームポケットは「キジが入る」と言われるやつ

Beaufortの背中にある大きなジップ付きポケット。ゲームポケット。
あれは狩猟由来のディテールとして語られます。例を一つに絞るならキジ。
背中のポケットは「丸ごとキジが入る」と説明されることが多いポイントです。
面白いのは、現代で用途が自然に置き換わるところ。
キジの代わりに、新聞や手袋、マフラー、子どもの小物。機能が死んでいないから、古い服になりきらない新しさがあります。
なぜ今、街に増えたのか。日本のマーケ戦略を定量で見る

ここ数年の日本展開は、感覚ではなく数字で追ってみようと思います。
まず、2022年に伊藤忠が日本市場での独占輸入販売権を取得し、5年後に小売上代ベース100億円を目標に掲げた。目標が数字で出ると、出店や商品拡充などの打ち手が強くなります。
次に店舗。2025年3月時点で「12店舗目(アウトレット除く)」の直営店が渋谷ヒカリエにオープン。
さらに2025年9月18日には、原宿キャットストリートに総面積257.12㎡の国内最大規模の路面店をオープンしています。
ここは単なる出店ではなく、街への発信拠点としての意味が大きいようです。
そして2025年12月24日時点で、公式の店舗一覧に掲載されている店舗数は合計18店舗。
うちアウトレット店が3店舗なので、アウトレットを除いた店舗は15店舗です。
数字で見ると、2025年3月の12店舗から年内に15店舗へ増えた計算になり、見かける確率が上がるのも当然です。
筆者推測。ブームが落ち着いたら、セカスト行きは増える

ここからは筆者の推測です。
街の露出がこれだけ増えたということは、
「流行りで買った層」が相当数いるはずです。
ただ、特にワックス系は手入れが分からないと着用頻度が落ちやすい。
匂い、ベタつき、保管、そしてリワックス。ここでつまずく人が一定数出るのは避けにくい。
ノンワックスならいいが、短丈ブームが終わればそれはそれでタンスの肥やしになるかもしれない。
その結果、ブームが落ち着くタイミングで「ほぼ着ていないのに手放される個体」が二次流通に増えるはず。
セカストに流れ込む未来は普通にあり得ます。
古着目線ではチャンスで、状態の良い個体を現実的な値段で拾える季節が来る可能性があります。
結論。増えたのは偶然ではない
創業1894年。Bedaleは1980年、Beaufortは1983年。背中には「キジが入る」とまで言われるゲームポケット。語れるディテールがまず強い。
そこに日本のマーケ戦略として、5年後100億円目標、2025年3月の12店舗、2025年9月の257.12㎡国内最大規模店、2025年12月25日時点で18店舗(アウトレット3)という数字が出ているようです。
今後の動きにも注目したいですね。
ただ、ここまでくると私は着たくない私は天邪鬼なり。笑
メリークリスマス🎄🎅🎁
