見出し画像

#543_朝の日記_ご縁を求めて、3000m

お賽銭箱の横にそっと置かれたQRコードに、時代の移り変わりを感じます。昨日は寺社でのお礼参りが、お金との向き合い方の見直しになりました。

近頃は、お賽銭用の5円玉の入手に苦労します。

数年前に、思考あそびで「賽銭を数えて預金する事務コストと、何円の賽銭が望ましいか」と、相手の立場に思いを馳せたことがあり、

100円入れる時もありますが「ご縁」にあやかりたいと、伝統的な「お賽銭の作法」と、現代の効率化(キャッシュレスや銀行窓口の縮小)の対比がおもしろくて、書き留めることにしました。

お賽銭が「外貨」で入る機会も増えたと思います。寺社も金融機関も、硬貨と紙幣、現金の仕分けは大変ですね(どの国?偽物もある?なども)

いい機会と思い、お金とのつき合い方、デジタルデトックスと掛けて、スマホは使わずに生身の感覚だけで街を歩き、銀行を探そうと思いつきました。

旅行準備で、この機会にお札を棒金に両替。
買物をせずに硬貨を手にするには「両替」が必要です。

今までは買物で、108円の支払いに113円を出し、釣り銭で5円が手に入る。この方法で集めていました(こちらの我儘で複雑な計算をさせぬよう、なるべく自動支払機で)

ところが、キャッシュレス決済のいま、予想以上に収集が難しいです。

郵便局でも銀行のATMでも両替が叶わない現代。
結局、久しぶりに銀行の窓口を訪ねることにしました。

そもそも、店舗を探すのが難しかったです。

看板があってもATMしかない。ATMはあっても両替用がない。
ネット専業銀行、コンビニATM、通帳はないのが当たり前の時代です。
銀行に窓口がある、何をする所なのか知らない、と言う人の方が多いことでしょう。

恐らく、通帳の磁気不良など、窓口でしか扱えない業務のためだけの機能に変わったのだと思いました。

両替機の使用には両替カードが必要です。
そこで、窓口で両替を申し出ることにしました。
(怪しいので、通帳の記帳も兼ねて🤫)

ロビーにいた顧客は筆者を入れて10人ほど。
都心とはいえ、下町風情の残る町。お年寄りが多い印象でした。コロナ渦にはまだいた、商用で訪れるビジネスマンや個人経営者、高齢者は1人もいません。

かつては「仕事服」の人々で活気溢れていたロビーも、今はひっそりとしています。

15分ほど待ち、筆者の順番が来ました。
口座を保有していれば10枚までは手数料無料、窓口で複写式の用紙を記入する、と言う流れを知りました。

1000円で棒金4本を備えるつもりでしたが、硬貨11枚以上は、手数料が770円と知り、50円を元に10枚を得ることにしました。

無理をせず「必要な分だけ手にする」考えに行きつきます。

人件費と用紙代を考えると、もう行かないと思います。記事を書くために訪ねましたが、恥ずかしいのでこれきりです(笑)

そもそも銀行の主たる業務は融資。
経済の流れを体感で知ることのできる場所が、更に限られた印象です。その時代の潮目を、閑散としたロビーで肌に感じました。

現金離れ、世の中の動きに気づいて、知って、伝える。
取るに足らない話かもしれませんが、
お金や仕事の存在意義、意味まで変わっていると思いました。

このことで感じたのは「お金の重み」がどうしたら子どもに伝わるかでした。幼児のお小遣いで5円、10円。それを積み上げると貯金箱は重くなります。欲しいものを買うと、貯金箱は軽くなります。

汗水垂らして働く、お金を稼いで他者との交易する。
互いの営みで互いが繁栄していく。

人の営みの原点の価値観が、今度どのように変遷し、何が残るのか、それを見届ける楽しみを味わいたいと思いました。

スマホを使わず、たった10枚の5円玉を握りしめて七福神を巡った日。

キャッシュレス全盛の今、お賽銭用の5円玉1枚を手に入れるのがこれほど難しいとは思いませんでした。

銀行の名前の入った袋に残る、この2枚はこのまま残すことにしました。
(1枚は、別の神様へ☺️)

私たちは、時代の過渡期という非常におもしろい時代を生きています。

他愛もないできごとを文字に換えて、血肉の通った経験に換えることも、数字だけでは測れない確かな余韻が、人間万事塞翁が馬にも思えました。


<了, 約 1,600 字>


あとがき

今週の体験が、大変密度が高く、本来は小説を掲載したいところですが、この日記もnoteに「記憶の記録」として書き留めました。

効率を求めれば、この記事にも削れるところはたくさんあります。
でも、そのまま残すことにしました。

5円玉を探して3km歩くなんて、我ながら渋い散歩でした。両替のために歩く人、どれくらいいるのでしょう。神社巡りの初期装備が “5円玉10枚” というのも、なかなか味があるということで☺️

効率よりも肌感覚、私の感覚を残すことにしました😊
時代の変化を「自分の手で確かめた」記録、思い出を──

どうぞ楽しい週末をお過ごしくださいね🍀

▶ほかの記事をお探しですか?(記事検索)
すべての記事:人気、急上昇、新着、定番など

いいなと思ったら応援しよう!

久藤 あかり | はじめまして! スキ、コメントが1番うれしいです。私の記事を元にあなたの記事を書いてもらうのも大歓迎!心が動く言葉はありましたか?ご感想お待ちしています😊