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#362[オハつぶ]せせらぎの子守唄[短編]

いつの間にか、きみはすやすやと眠ってしまった。

ベビーカーを押し、ゆっくりと公園へつくと、微かに川のせせらぎが聞こえてくる。昨日の雨で増水した水の音に惹かれて、公園の端へ差しかかると、カフェオレ色をした水が、氷を打ちつけるように大雨の余韻を響かせるのを想像した。

――この先は、こわいから少し引きかえそう。

草をふむと、裸足の足の甲に、朝露のついた草が水をはね、ほんのりと湿るのが、気もちがよかった。

ブランコに腰かけ、きみはすっぽりと、わたしの腕と、ブランコの間に収まり、遠くなった川の音は心地よいせせらぎの音に変わっていた。

足を地面につけたまま、
まえ、うしろ、まえ、うしろ……。

きみの顔に目線をおとすと、目をとじて
すっかり眠ってしまっていた。


春の午後の日射しが、柔らかに2人を照らし、
かけがえのない時を刻む……。



(約 460 字)




オハヨウは「心の朝ゴハン」、

一日を頑張りきる「活力の源」。


この作品は、「オハつぶ広場」に参加しています🌟

#オハつぶ




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