#525[制作日記]名前のない声が、世界を照らす──声の持ち主を探して[エッセイ]
歌詞を書いていると、ふと「この声は誰のものなんだろう」と立ち止まる瞬間があります。ときどき「誰の声でもない」ように聞こえることがあるのです。
(約 1,700 字)
自分の声がどこにあるのか
2/6から、毎日たくさんの曲を聴き続けています。
気づけば、かなりの数になっていました。
2番の歌詞の語り始めの4行がまるごと、活きていないのです。
そこで、状況・環境から、心境・行動へさらに練り直しました。
それに気づくのに3日かかりました。
フレーズはできていますが、
SUNOが無料プランのため、生成は明日に持ち越しです。
それと、この歌詞に曲をつけるのは難しいです。
作曲や、編曲のプロの偉大さを感じます。
でも、ゼロから楽器や録音機材を揃えることを思えば、
AIの存在は非常にありがたいです。
情景は描けているのに、
その景色を見ている「誰か」の輪郭が、少し曖昧に感じます。
小説より先に、作詞がその扉を開けてくれました。
長いあいだ探していた場所に、ようやく触れたような感覚です。
そう思うと、少しだけ不思議で、少しだけうれしい気持ちになります。
「無表情の声」を選んでしまう、生成AI
AIがつくる歌声は、とても透明です。
その透明さは美しいけれど──
名前がない
癖がない
暮らしの匂いがしない
価値観が見えない
そうなると、歌は静かに佇んでいるだけで、
まだ息をしていないように感じられます。
情景は描けているのに、
その情景を見つめる「爽子」の気配が薄い。
だれのことでもある、ではなくて、
その人の面影がほしいのです。
そんなとき、歌は少しだけ心細くなるのかもしれません。
「生活の雰囲気」を1滴だけ加える
そこで、歌詞にほんの少しだけ、
爽子の生活の温度を混ぜようと決心しました。
心の全部を使って、その女性を思い描くのです。
ゆっくり歩く癖
名前を呼べないままの時間
強がりが顔を出す瞬間
胸が痛むほどの記憶
たった1行でも、
その人の影が差し込むと、
歌声がやわらかく動き始める気がします。
タグに「芯」をそっと置く
歌詞だけでは伝わりきらない部分を、
タグが支えてくれることがあります。
透明な声に、
その人の芯をひとつだけ置いてあげる。
それだけで、歌の立ち姿が変わることがあります。
「本音の一言」をさがす旅
歌の中心には、その人が
どうしても隠せない「本音」があるはずなんですよね。
名前を呼びたかった
隣で笑いたかった
強がりをやめたい
自分を隠したくない
こうした一言があると、
歌声は急にあたたかくなります。
それを歌詞に入れる(読み取る)と……
感情が宿る瞬間
癖を1滴
芯を1語
本音を1行
この3つが揃うと、歌は息をし始めます。
「会いたい」という言葉は、
ただの恋ではなく、
「誰かと同じ時間を生きたい」という願いだと思います。
爽子はずっと待っていた人。
追いかけることも、呼ぶこともできなくて。
その気持ちから、夜の横断歩道でふっと立ちすくんでいた。
その彼女が感じたのは……
──それでも、会いたい。
これまで聴いてきた名曲の歌詞が、静かに胸に落ちていきました。
その静かな本音が、歌の中心にあります。
自分の輪郭をそっと確かめる
歌詞を書くことは、
自分の変化を静かに言葉にする作業でもあります。
言葉にした瞬間、
その変化は現実になる。
爽子は今、
その扉をゆっくり開けようとしているところです。
<了, 約 1,300 字>
閑話休題。
一連の創作で生まれたAIのボケの数々を
「なんのはなしですか」に投稿しようと、
年末から意気込んでいるのですが、
記事がイマイチだと思って、
つい見送っています。それももう2回もです。
タグをつければいいだけなんですけどね。
もう少し面白くしたいな、と思うと手が止まります。
つ、次こそは……!
あとがき
おはようございます。
オリンピックが始まっていますね。
今回はイタリア開催。朝のニュースが楽しみになりました。
選手の方のスピーチも素敵です。
活力が湧いてきます。
この時ばかりは「にわかファン」になります。
日本選手のみなさん、健闘を祈ります!
そして、noteのみなさんも。
今日も元気出していきましょう🌟

それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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