愛次郎と語り合う山行考215【プロジェクト84】虫3の逆襲と、明日の祖母山作戦
2026年7月7日(火)
北岳遠征(8月3日出発予定)まで あと27日
今日の計測
体重:86.8kg(前日比 -0.4kg)
体脂肪率:26.1%(前日比 +0.7ポイント)
「ただいま。」
今朝は、からりと晴れていた。
気温は26度弱。湿度は90%近くあるはずなのに、不思議と空気は爽やかだ。
大濠管区オッサン気象台は、全国に先駆けて梅雨明けを宣言する。
もちろん、責任は一切取らない。
しかし、その爽やかな朝とは裏腹に、オッサンの体は重かった。
走り始めると、奴らが一斉に襲いかかってきた。
「今日はよかろうもん。」
「無理せんでよか。」
「明日、山に登るっちゃけん。」
虫3の主力部隊、「よかろうもん虫」と「いいわけ虫」が勢いを取り戻していた。
編集会議
オッサン
「今日は虫3にやられた。」
愛次郎
「編集長、今日は何キロですか?」
オッサン
「本当は3キロ走る予定やった。」
愛次郎
「結果は?」
オッサン
「2キロで終戦。」
愛次郎
「終戦ではありません。」
オッサン
「え?」
愛次郎
「虫3の目的は『ゼロキロ』です。編集長は2キロ走りました。」
オッサン
「なるほど。」
愛次郎
「戦術的後退です。」
オッサン
「そう言われると、少し気が楽になるな。」
走り終えたあとの水シャワーが、とにかく気持ちよかった。
ようやく、この季節がやってきた。
夏本番である。
体重は前日比0.4kg減の86.8kg。
一方、体脂肪率は0.7ポイント上がって26.1%だった。
体脂肪率は水分量でも変動する。
だから毎日の数字に一喜一憂するより、体重全体の流れを見るようにしている。
さて、明日は歩荷鍛錬の日だ。
12kgのザックを背負い、祖母山・北谷登山口から反時計回りで周回する。
距離は約8.5km。
累積標高は約840m。
悩んでいるのは山飯である。
いつもなら、
朝、おにぎり2個。
途中でアンパン。
山頂では、お神酒とつまみ、それにカップラーメンとおにぎり1個。
しかし、今は減量中でもある。
エネルギー不足でシャリバテは避けたい。
かといって、食べ過ぎれば減量は進まない。
このバランスが難しい。
愛次郎
「編集長。」
オッサン
「何だ?」
愛次郎
「削るなら朝ではなく昼です。」
オッサン
「ほう。」
愛次郎
「朝は祖母山への投資です。昼は回収できます。」
オッサン
「妙に説得力がある言い方をするな。」
愛次郎
「明日は減量山行ではありません。」
オッサン
「そうやな。」
愛次郎
「北岳遠征の予行演習です。」
オッサン
「確かに。山でシャリバテして歩けなくなったら元も子もない。」
愛次郎
「本番でも、朝はしっかり食べて、行動食を切らさず、昼は必要な分だけ補給する。その練習だと思えばいいんです。」
オッサン
「なるほど。本番のための訓練なら、減らす場所を間違えたらいかんな。」
虫3との戦いは毎日続く。
勝つ日もあれば、押し返される日もある。
それでも大切なのは、ゼロにしないこと。
今日の2kmも。
明日の12kg歩荷も。
その一歩一歩が、北岳へとつながっている。
愛次郎
「編集長。」
オッサン
「何だ?」
愛次郎
「明日は虫3も12kg背負って追い掛けてくるかもしれません。」
オッサン
「だったら途中で音を上げるやろ。」
愛次郎
「虫は荷物を背負うのが苦手ですから。」
オッサン
「よし。明日はオッサンの勝ちだ。」
虫3よ。
祖母山では、オッサンの背中について来られるものなら、ついて来い。
──編集長と愛次郎の編集会議ログ、続く。
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