書くことでしか、たどり着けない場所がある
「ビル・ゲイツも、手書きのメモを大切にしているらしいよ」
そんな話を聞いたとき、どこかうれしくなったのを覚えています。
ITの象徴のような彼が、今もなおペンを持ち紙に向かっている。その姿には、テクノロジーでは代替できない“人間の営み”のようなものが感じられたからです。
スマホでメモが取れる時代。
AIが答えを出してくれる時代。
それでもなお「書くこと」にこだわる理由って、なんだろう?
そんな問いを、自分なりに見つめてみたくなりました。
「思考」は、書くことで深まる。
これはたぶん、知識や情報のインプットとはまったく違うプロセスです。
書くという行為は、自分の中にある曖昧な感情や考えを言語として外に取り出す作業。
だからこそ、考えていなかったことに気づいたり、思っていたよりも自分が何かを強く感じていたりする。
書くことでしかたどり着けない場所が、きっとあるはずです。
もちろん、すべてのことを言葉にできるわけじゃないし、書けばいいというものでもありません。
でも、書こうとする過程そのものが思考の筋トレになるのだと思います。
「なぜ、そう思ったのか」
「この出来事のどこに、自分は反応したのか」
そう問いながら手を動かしていくうちに思考が削ぎ落とされて、本当に大切なコアだけが残るような感覚があります。
書く習慣が思考を深くする3つのヒント
① 完璧を求めず、とにかく出す
上手く書こうとせず、まずは頭の中をそのまま出してみる。あとで整えればいいと思うと書くハードルが下がります。
② 問いを立ててから書く
「なんで自分はそう感じたのか?」「これは何を意味しているのか?」そんな問いを先に置いておくと、思考が自然と深まっていきます。
③ あとで読み返して、自分にツッコむ
数日後に読み返して「本当にそう?」「なぜそう言い切れるのか?」と自分にツッコミを入れてみる。書きっぱなしにしないことが、気づきの連鎖を生みます。
テクノロジーが進化して、考えることすら外注できるようになった今だからこそ、あえて書くというアナログな行為に思考の価値が宿る気がします。
「書く」という行為は、
自分の考えを世界に繋げる小さな橋。
その橋を、今日も一本かけてみませんか?
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