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旅 アンパワー水上市場、タイ⑨

​カンチャナブリーの街にもう少し滞在したい気持ちはありましたが、週末のアンパワー水上市場へ行くというミッションがあったため、この街を後にすることにしました。

​バスターミナルで「アンパワー!!アンパワー!!」と一生懸命に伝え、南部行きのバスに乗り込みます。私の中でのイメージトレーニングでは、ラチャブリーで乗り換え、メークローンを経由してアンパワーへ向かう予定でした。結構経由が多い、、不安です。
けどアンパワー水上市場で蛍を見たいんだ!!


バスに揺られて1時間ほど経った頃、思いもよらないハプニングが起きます。突然、何もない道端でバスを降ろされてしまったのです。

​「ユー、バス、チェンジ!」

と肩を叩かれ、わけも分からぬまま「え?えっ?チェンジ!?」ととりあえず降りたものの、そこにはバスターミナルもなければ、バス停すら見当たりません。大きな県道なのでしょうか、人も店も全然。私は、呆然と立ち尽くしてしまいました。
グーグルにもバスストップはありません。

​途方に暮れながらも、ひとまず近くのお店に立ち寄り、「アンパワーへ行きたいのですが、バス停はありますか?」と聞いて回りました。なんとかバス停らしき場所へはたどり着いたものの、本当にここで合っているのかという確証のないまま、不安な気持ちでバスを待っていました。とりあえず人のいるとこまで乗ろう、と意気込んで。

​すると、隣に来た現地のおばちゃんが、翻訳アプリを使って「どこへ行きたいの?」と声をかけてくれたのです。「アンパワーです」と伝えると、おばちゃんはちょうどやってきたバスに、私を連れて一緒に乗り込んでくれました。

​それだけではありません。おばちゃんはなんと、バスターミナルへ電話をかけてアンパワー行きのルートを確認してくれ、バスの運転手さんにも通訳をしてくれたのです。

「アンパワーの入り口で、バスを降りて、タクシーで、市場に行ってね」と、画面を見せてくれます。
それどころか、お礼の気持ちを伝える間もなく、気づけば私の運賃まで支払ってくれていました。

​旅に出ていると、自分がいかに無力で、一人では何もできないのかを痛感させられます。人の助けがなければバスにすら乗れないし、行きたい場所へも行けない。

けれど同時に、人の温かさがあるからこそ、こうして異国の地で安全に、文明の利器も借りながら旅ができているのだと気づかされます。
困っている外国人に、こんなにも自然に手を差し伸べてくれるなんて。旅はいつも、人間としてとても大切なことを思い出させてくれます。

​おばちゃんは風のようにバスを降りていってしまいました。不安の中で触れたこの親切が、心に深く染み渡り、気づけばバスの中で涙が止まらなくなっていました。ご迷惑をかけてしまったという申し訳なさがありつつも、その優しさに触れたことで、張り詰めていた心がすーっと解け、温かい気持ちで満たされていくのを感じました。

​タイは日本に比べれば物価も低く、物や情報の豊かさという意味では、日本の方が発展しているのかもしれません。けれど、ここで暮らす人たちを見ていると、決してそんな風には見えないのです。みんな心が満たされていて、街の人も家族も、みんながのんびりと幸せそうに過ごしています。

​一方で、資本主義の競争が激しい日本にいると、私たちは常に乾き、何かを欲しがり、何かが不足しているような感覚に陥りがちです。もちろん、その「渇望」があるからこそ国が発展・成長し、その恩恵を大いに享受しているのも事実です。

​けれど、このタイの地は、仏教の教えである「イマココ」や「足るを知る」という原点に、いつでも私を引き戻してくれます。この本質を忘れず、日本に帰ってからも、バランスを上手く保ちながら過ごしていきたい、と強く思わされる出来事でした。


そしてそして、、、!!

なんやかんやで、、念願のアンパワー水上市場へ!!

活気がありにぎやかです。けれどそこまでごった返す程の人は居らずちょうどいい。

アンパワー水上マーケット

市場をまわり、腹ごしらえをしてから、ボートに乗り込み、蛍火ツアーへ。凄く綺麗なワットです。

ツアーは、60バーツ。300円満たないほどで45分ツアーに参加出来ました。気分はベネツィアです。

蛍もとても美しく光って居ました。人の手助けでこの景色を観ることが出来たので、これまた染みます。とても美しかったです。

Grabにて、ステイ先のメークローンまで15分ほどで帰って、翌日、メークローン市場を、散策します。


ここは、アンパワー水上市場とは異なり、白人観光客も多く、ザ・観光地。

線路ぎりぎりまで、商品が並んでおり、一日に数回、電車が通るときは、商品は回収され、静かになります。光景が変わるのがとてもローカル感が合って面白いです。

メークローン鉄道市場


このクレープがとーっても甘くて美味しかった。
2daysで頂き、屋台のおばちゃんは、また来たねと笑っていました。

水上市場も、鉄道市場も堪能出来たので、とても楽しい週末ステイとなりました。

活気のあるマーケットと、真っ暗闇で光る蛍、
何より心温まる道中での出来事は、今後も大事にしたい思い出です。


この後は少し南部へ、海辺の観光地、ホアヒンへ向かいます!!少しバカンスっぽくゆっくりできるといいです。

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