見出し画像

うつ病休職日記1 私は自分と出会うのか

2026年5月某日 日曜日 

昨日の朝、今日のクリニック診察の予約を入れ、診断書をもらおうと思った。予約が取れないかもしれないので、そのときはあきらめようと思った。

水曜日の夕方、上司に
「なぜアポが入っていないんだ」
と聞かれた。上司には病名は伝えていないものの(こんな奴に絶対言いたくない)、体調が悪いことは伝えてある。
具合が悪いからだよ、と思ったが、黙っていたら
「黙らないでもらえますか?」
とキレられた。
「そうやって黙っていれば時間が来て帰れると思ってるんでしょ」
とさらに詰められた。
仕方がないので具合が悪かったからです、と伝えたら、
「具合が悪いなら休んでください。有給足りてるでしょ? 来たからには100%で仕事してください。都合が悪くなったら具合が悪いせいにする、って思われるのは、あなただって嫌でしょ?」
と言われた。100%で仕事する、って、健康な時だって難しいよ、と思ったが黙っていた。

上司はひと回り以上年下の男性だ。若手の起用は昔からだが、最近、そこに若手女性の抜擢が加わっている(もちろん私の時代にはなかった。むしろ男尊女卑体質だったし、根本的には今でもそれは変わっていない)。初めて若い上司の下で働くようになった時には、屈辱的だと思った。しかし今ではもう慣れている。
だが今の上司は、前にも一緒に働いたことがあって、男性だが苦手なタイプだ。いわゆる上には従順で、下には厳しい、ヒラメみたいな男だ。ただし、なのかだから、なのかは知らないが、ノルマはたいてい100%こなすので、営業はできる。私も含めてふつうは、できるときもあればできないときもある。

翌日、100%では働けないので休んだ。昨日の上司への腹いせも、もちろんある。
だが金曜日は行くつもりだった。うちの会社は、体調不良と言って当日休む女性が非常に多い。だから、1日休むぶんには全然目立たない。それに1日働けば土曜日だ。
しかし100%ではとうてい働けないよな、と思って、この日も休んだ。ちなみに私は20年以上この証券会社で働いているが、2日連続で当日欠勤したのは、これが初めてだ。
その結果、もう無理だと思った。たった2日休んだだけで、もう無理だと思うほど、私は追い詰められていたのかもしれない。

翌日は10時から、頑張りを手放せない人へのオンライン・ワークショップがあり、その前にすでにクリニックの予約を変更していた。診断書をもらおう、と思ったからだ。それでもまだ休職の決断ができず、ワークショップの講師に相談LINEを送ったりした。講師はむろん、あなた自身が決めることですが、頑張らなくていいと思いますよ、と返してきた。

それでも木金土と3日間も休んでだいぶ回復したので、やっぱり普通に働けるかと思って決意が揺らいだ。 今日になってもまだ、揺れていた。
しかし、いざ診察に行くと、
「いよいよ休職ですかね」
と医師に 言われた。それを聞いて私はほっとした。
これまで何度か休職の相談をしたことはあるし、医師のほうから勧められたこともある。しかしいろいろな理由で、私は踏み切ることはできなかった。
今回、上司とのことが決定打になってしまったことで、医師も休職が必要だと思ったようだ。そして、もっと後に休職すると、長引いてしまう可能性があること、今までも決して状態が よかったわけではないことなどを、私に伝えた。 
「それにあなたすでに休職の準備をしてるじゃないですか。アポを入れていない」
これには驚いた。

いいなと思ったら応援しよう!