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柿ピーと夫婦愛|理想の夫婦|それって愛じゃん

私の理想の夫婦像、

それは私の両親だ。

(娘に理想の夫婦だなんて言われてうちの両親はなんて幸せ者なのでしょう…)


本人達は
全然仲良くないよ?
気が合わなくてよく喧嘩してるよ?
と言うけれど、

娘から見たら
程良い距離感とバランスを保った夫婦
なのだ。


2人のどんなシーンを見て私はそう感じるのだろう、と振り返ってみると…

○暇さえあれば2人で旅行に行って、
帰って来たらまたすぐ次の旅行の計画を立てている。


○お互いの好きな野球チームの試合結果を
都度報告し合っている。


○自然と役割り分担が出来ている。
(力仕事やネット注文関係は父、
食事の管理や親戚家族との連絡は母、など)


○冗談を言い合ってよく笑っている。


………

こんなレベルの高いこと
(結婚を失敗した私にとっては)を
特に意識せず、
ごく当たり前に出来ていることが
とてもすごい。
羨ましい。

寝室は別だし、
食の好みも合わないし、
よくダメ出しし合って
母がプリプリ怒ったりしているけれど、
仲が良くなきゃ2人で旅行なんてしないもの…ね。


何より2人は会話が多い。

子供の頃、休日の朝は
両親の話し声で目が覚めていたことを
思い出す。

会話が多いから
お互いの考えを良く分かっている。
お互いの状況を良く把握している。
お互いの今日明日の予定もよく知っている。

そして家庭が回っていく。

良い連鎖だ…




もう40年以上連れ添うこの夫婦の
仲良し度が分かる
大好きなエピソードがある。

それは柿ピー。


父は柿ピーのピーナッツが大好きで
いつもピーナッツだけ先に食べてしまい
柿の種が残る。

ちょい多めの柿の種とピーナッツを
一緒に食べるのが美味しいのにさ。
その美味しいバランスを考えて考えて
考え抜かれた結果があの黄金比率なのにさ。

ピーナッツだけを買って食べれば?
と突っ込むけれど、それは違うらしい。
柿ピーのピーナッツがいい、らしい。

だから実家ではよく
ピーなし柿ピーの小袋が輪ゴムで留められて
テーブルの上に転がっている。

皆が見て見ぬ振りをするそれを

『ちょっとお父さん!
またピーナッツだけ食べてる!
この残った柿の種は誰が食べるのよ💢』

と母が見つけて怒る。

『あなたが柿の種好きだからさ。
あなたの為に残しておいたんだよ。』

と父。

『またそんなこと言って!
柿の種は好きだけど
一緒にピーナッツも食べたいんだけど!💢』

と母は怒りつつも、
ブツブツ文句を言いつつも、

父の好き勝手により魅力度が半減した
ピーなし柿ピー
いや、もはや柿ピーとは言えない
ちょっとしけった柿の種たち
をつまんで食べ始める。

…このくだりが大好きで。
もう幾度と見ているが、
毎回2人が同じように繰り返すから面白い。

段々と
父はどこか母に怒られたくてピーだけ食べてるよね?
母は父のそこが面白くて、どこか期待して
また柿ピーを買ってきてるよね?
とさえ思えてきて、

それって愛じゃん?
と。


お互いがお互いじゃないと成立しない、
夫婦の長い歴史の中で育まれた
信頼関係があってこその、

柿ピーコミュニケーション。


深読みし過ぎ?な部分は
あるかもしれないけれど、
こんな何気ないやりとりが
夫婦の幸せのかたち
だよなぁと思う。


私はいつも黄金比率のお陰で
上手に1人で柿ピー完食しちゃうからな。

柿ピーコミュニケーションは無理だとしても、
キャラメルコーンのピーナッツだけ食べる私を許してくれる人いないかな。
(あのピーナッツは特別過ぎか…)



微笑ましい夫婦愛をのぞきたくなると
柿ピーを手土産に実家を訪れる私なのでした。


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