優しい人が振り回される世界
優しい人が振り回される世界。
やりたいように仕事をして、
やりたいようにふるまって、
言いたい事を言って。
不快な事があると全面に出し、
思い通りにいかないと嘆き暴れ、
ほんの些細な反発に
辛いと泣く。
周りは、
面倒なので誰も注意しない。
面倒なので大丈夫かと声を掛ける。
面倒なのでなだめている。
そして…、
ふと…
気がつけばその人の背中さすり、
側に寄り添う者が現れる。
寄り添い肩を抱き、
立ち上がれるように手を添える。
その人を支え温める人の手は、よく見るととんでもなく傷まみれで、
体中にもあちこちに傷があり、その傷は治っていない所もある。
それなのに、
暴れる本人は気付かず
甘え、寄りかかり、優しさをむさぼり食う。
これは、無意識の領域。
世の中実はそんなものだ。
『自分は繊細だ』
と豪語する者程無神経が多く、
『自分は強い』
と自負する者は、より強者には絶対に気づけない。
本当に繊細な者、本当に強い者は…
声を上げない。
知らぬ間に貴方を助け、
知らぬ間に疲弊している。
その静かなる波を知っているだろうか。
そして癒す本人も無自覚な事が多い。
無自覚のヒーリング力の高さ。
振り返った時。
軽症の自分が泣き叫んでいるのではないか。
優しい者を食らって、軸を整えさせているのではないだろうか。
情報量の多い者にはどうやっても勝ち得ない。
ならせめて、
優しい人を傷つけないように生きていきたい。
ただ、そう思いました。
