【AMD Amuse】Amuse復活祭
AMD Amuseを使って、専用のグラボなしのローカル環境で画像生成AIを行っています。
いや、行っていました。
しかし、いつのバージョンからか、私の環境でAmuseはまともに動作しなくなりました。
古いバージョンでは引き続き生成できるものの、ImageFx、Whisk、Flowなど、オンラインの画像生成環境をメインで使うようになり、Amuseでの生成は遠い過去の話になっていました。
そんな中、最近またAmuseがAmuseAIとして活発に更新されていることに気づきました。
果たして過去に捨てられた私の環境で画像生成はできるのか、試してみました。
※ヘッダー画像も一応Amuseで生成してます
AmuseAI v3.5.2
AmuseAI v3.5.2が2026年6月9日にリリースされていました。

私の環境は、専用グラボを積んでいないミニPCですが、内蔵のRadeon 780Mであってもv3.5.2で画像のローカル生成が可能でした。
APU : AMD Ryzen 7 8845HS w/ Radeon 780M Graphics
Memory : 32GB (VRAMに8GB割り当て)
OS : Windows 11 Pro 25H2
かつて、Amuse v2.2.2辺りを使って画像生成を行っていました。v3.0辺りから私の環境では画像生成ができなくなり、もうAmuseでの生成はできないものと諦めていました。
ところが、今回のAmuseAI v3.5.2で普通に生成できることを確認しました。
インストール
GitHubからスタンドアロン版(Standalone Version)を入手します。ファイル名はAmuse_v3.5.2.zipです。
インストーラー版(Installer Version)もありますので、お好きなほうで大丈夫です。

スタンドアロン版は適当なディレクトリに中身を展開したら、準備完了です。
モデルをダウンロードすることを考慮して、空き容量の大きいドライブに配置してください。
あとは、中にあるAmuse.exeを実行するだけです。
とりあえず生成(チュートリアル)
AmuseUIが起動したら、さっそく生成してみようと思います。
画面の上で[Image]タブ、画面の左で[Text→Image]タブを選択します。
私の環境では、[Device]は「AMD Radeon 780M Graphics」になっていました。
この状態で[Model]のドロップダウンから「Absolute Reality」を選択してください。
少し下に[Load]ボタンがありますので、押してみます。

もしモデルがインストールされていないときは、ダウンロードの確認メッセージが表示されます。
[Yes]ボタンを押してダウンロードを開始してください。
ダウンロードが終わるまでしばらく待ち、[Load]ボタンを押すまでの操作をもう1回行ってください。

[Load]ボタンが緑色の[Ready]になれば準備完了です。
[Options]タブの[Prompt]に適当なプロンプトを入力してください。
必要であれば[Negative Prompt]を入力することもできます。
そして、下のほうにある[Generate]ボタンを押すだけです。
ここでは、次のプロンプトを入力して、何度か[Generate]ボタンを押してみました。
a Japanese girl pretending to be a fox, smiling, mysterious
私の環境では、このモデルでは1枚当たり10秒程度で画像を生成することができました。
あとはモデルやプロンプトを変えて、SSDの容量が許す限り、いくらでもローカル環境で画像を生成することができます。
画質について
生成された画像の品質(クオリティ)については、Flowなど比較すると、AmuseAIの出力は足元にも及びません。
モデルを選択することである程度は高品位になりますが、それでも雲泥の差です。
Flowが生成上限に達した時の暇つぶし程度にお考えいただければと思います。
実際に、同じプロンプトで背性結果を比較してみましょう。
a Japanese woman 20 yo is pretending to be a fox, has fox ears, smiling, mysterious, in a goddess costume, doing a dynamic pose, on a beach or in a meadow.



安定性
ローカル環境での画像生成は、ハードウェアを酷使しします。
そのためか、以前のバージョンは、よくアプリが強制終了していました。
時にはPCが再起動したりと、安定動作には課題がある状態でした。
AmuseAI v3.5.2では生成完了時に一瞬反応が悪くなることはありますが、アプリが勝手に終了するなどの不具合は解消しているようです。
これで、何か別の作業をしながらでも、安心して裏で画像生成ができますね。
気になるNSFW
旧Amuseのときは「禁止ワード」や「健全性フィルタ(ボカシ)」など、NSFWを強力に抑制する機能がありました。
AmuseAI v3.5.2では、それらが働いている様子はありません。
ユーザーが求める方向に、機能がブラッシュアップされたということだと思います。
ただし、今後のバージョンでも同じかどうかはわかりません。
再び機能が追加されると困る人は、今のうちにローカルに環境を構築しておくのが良いかもしれません。

おススメモデル
OnnxRuntimeモデル
ここでは、AMDの環境にマッチする「OnnxRuntime」のモデルの、さらに「人物生成ができそうなモデル」のみ紹介します。
ライセンスは後に問題にならないように、「No commercial use」と「Creator credit required」のモデルは除いています。また、ライセンス確認のリンクが切れているなど、簡単に確認できなかったモデルも除いています。
それと、StableDiffusion系は人物(特に日本人)の生成に向いていなかったため、FLUX系は私の環境で動作しなかったため、それぞれ除外しています。
(それでも結構多かったです)

上の表に何らかのアイコンが付いているのがおススメとなります。
おススメのモデルを用いて、過去にも使ったことがある次のプロンプトで生成した画像を紹介します。
ultra quality, realistic photo, a Japanese woman, casual, city, fingers, flower





それにしても、生成時間は短いか長いかで極端すぎます。
30秒~1分ぐらいでそこそこな画像を生成してくれるモデルはないのでしょうか❓
PyTorchモデル
試してみましたが、私の環境では「PyTorch」のモデルは動作しませんでした。
モデル自体が使えないというわけではなく、ROCmの仮想環境を構築している途中でエラーになっているようです。
AMDのグラボでは、まだまだPyTorchの環境は敷居が高いようです。

また、PyTorchのモデルが動作しない関係で、動画生成はまったく行えませんでした。
Videoで使用できるモデルが、ほとんどすべてPyTorchモデルですから。
AmuseAI v3.5.5
この記事を書いている2026年6月19日に、AmuseAI v3.5.5がリリースされました。
私の環境で使えるかどうかわかりませんが、いくつかのPipelineに対応したようですので、モデルが増えているかもしれません。

アップデートして少し試してみたところ、画像生成の途中でモヤモヤしたイメージを描画するようになったみたいです。
がんばって生成してるって感じがして、良いと思います。

他に特筆すべき変化がありましたら、別記事で紹介するかもしれません。
まとめ
昔使っていた環境が復活して、(小細工なしに)余計な機能が解除されているのは良かったです。
ただし、現状のFlowなどの進化が著しく、AmuseAIの最新バージョンと言えど時代に取り残されたような画像になっています。
FLUXなどで生成できれば違うのかもしれませんが、私の環境では無理みたいでした。
私としては、素早く結果が欲しいときは「CyberRealistic LCM」、時間は掛かりますが少し安定した結果が欲しいときは「iNiverseMix XL」を使うのが良いかなと思いました。
今回の記事では紹介しませんでしたが、シード値を変えながら量産できるAutomation機能がありますので、時間は気にしなくても良いかもしれません。
その場合、旧Amuseと違って、安定動作するv3.5.2は助かります。
昔は、放っておいたらPCが再起動していた、なんてコトもありましたから...
でもやっぱり、Flowのほうが私が求めている画像を生成してくれるんですよね。
AmuseAIは補助的に使用することになりそうです。
AmuseAIでしか生成できないような特別な事情があったときは、また記事にするかもしれません。
今回はここまで。



いいなと思ったら応援しよう!
クセのあるプロンプトでの画像生成は、とにかく時間と労力を消費するので、心が折れそうになります。チップは大変励みになりますので、可能であればご協力お願いします。