私の90smusic#34
#331 Gaia by Valensia
オランダのミュージシャンのデビューシングル曲。
同じオランダから先にロビー・バレンタインが登場した時は、やっぱり海外にもこういうYOSHIKIみたいな、香水の匂いがしそうな美しすぎる男性ミュージシャンっているんだなと思ったけど、それが日本でアルバム10万枚レベルで反響が出た直後、またこの彼が同じように登場してきて、そこ市場の需要にすぐ応えて、同じようにまた大ヒットを掘り起こす辺り、なかなか話が出来過ぎてるなとは思ったけど。
2人は共にクイーンをとても敬愛していて、それを自ら完全再現出来るほどのスキルを持つ万能アーティストであり、程無くして、この2人はその似た才能同士、呼応し合うかのようにユニットを組んで活動することにもなる。
#332 Silent Rucidity by Queensrÿche
アメリカのプログレッシブメタルバンドの4作目Empireより。プロデューサーはピーター・コリンズ。前作のオペレーション:マインドクライムが傑作のコンセプト作品として知られるようになった、その次の作品。
こちらはコンセプト作ではないものの、本国ではトリプルプラチナムに輝いた、商業的に大成功の代表作。この曲はグラミーにもノミネートされた。
アルバムはタイトルを借りれば、帝国の中にあるそれぞれの郡みたいな、個々のメッセージの対象が粒立っているようなイメージなのかな。前作のような大きな流れの中にある重厚さはそこまでないものの、逆に聴きやすさはこちらの方が上のような感じ。後追いで2作同時に聴いたので、特にそんな印象。
#333 The Ballad of Peter Pumpkinhead by XTC
英国のバンドの12作目にして、最後のメジャータイトルだったNonsuchより。プロデューサーは70年代の黄金期のエルトン・ジョン作品をプロデュースしていたガス・ダッジョン。ただあまり折り合わず、最終ミックスの段階では解雇されていたようだけど。
ブラックシー、スカイラーキングやオレンジズ&レモンズとか、いわゆる名作と言われているものも聴いたりして思うのは、実はこのアルバムが最初に聴いてみるには、一番かみ砕いてわかりやすい作品ではないかなぁと思います。ポップでわかるキャッチーさも並んでて、良い曲が多いです。
#334 Kiss Me by Sixpence None the Richer
テキサスで結成されて、ナッシュビルに拠点を移して活動していたロックバンドのセルフタイトル3作目から。この曲の大ヒットで、知名度を一気に上げたせいか、一発屋感もあったりはしますが、本アルバム作品自体も本国でプラチナムに輝いた作品。
クリスチャン向きのネオアコ系の感じが強く出てて、これがテキサス生まれなことに意外にも感じたのですが、同時にオルタナロック感もあって、その辺アメリカのロックバンドだなあという感じ。
端正なアレンジに綺麗に録音がされてて、とても音が良くて、キラキラした宝石箱のような作品。愛らしいボーカルを中心に聴いてると、キューっとなるのがまた魅力的かな。
#335 Not If You Were the Last Junkie on Earth by The Dandy Warhols
オレゴン州ポートランドのバンドのセカンドアルバム...The Dandy Warhols Come Downより。
インディーからデビュー作をリリースしたところ、メジャーレーベルの目に止まってレーベル契約。そしてブラックアルバムなるタイトルの次の作品を制作したところ、ヒットシングルになり得るような楽曲が見当たらないという理由で、レーベルからリリースを見送られるという経緯がまずあって。そこでもっとポップな作風に変更して、改めて制作して出したらしいのがコレ。
このアルバム、グランジなインディ文化の強そうな米北西部から出てきたオルタナバンドにしては、作風がやけに国外ブリットポップ的な作品だったことは、個人的には興味深く惹きつけられるところ。
#336 Up Close & Personal by Kick
イギリスのハードロックバンドのデビュー作Consider This…より。
サンクチュアリグループを運営する、音楽マネージャーとして知られていたロッド・スモールウッドとアイアンメイデンのスティーブ・ハリスが中心となって、アーティスト発掘レーベル、ビーストレコードを立ち上げて、そこからデビューした彼ら。
時流に向いていたわけでもなく、かといってメイデンのようなメタルバンドでもなくて、そんなに話題になった記憶もないですが、今またこうして聴くと、ちょっと器用貧乏かもしれないと思うくらい音楽バンドとしてすでに完成していたし、作品も良いメロディックハードロックレコードだったなと。
その後3作ほど出ているみたいだけど、ボーカルは10年代になると、ヴェガというバンドを結成して、今もアルバムをリリースしながら活躍しているそう。
#337 Make My Day by Terra Nova
オランダのハードロックバンドの3作目Make My Dayからタイトルトラックより。
この爽快な80'sアメリカンハードポップとヨーロッパ譲りの哀愁メロディの混合スタイルの彼らの登場は、往年のハードロック冬の時代にあった90年代中盤以降、待ち望んだオアシスのような存在として、日本のファンに歓迎されていたように思う。現在まで8作続いている彼らの作品は、いまだに日本盤としてきちんと出続けているあたり、その強力な関係性は見て取れるかもしれない。
個人的にも当時まだ洋楽ロックを聴き始めて日が浅い中、昔のボンジョヴィやネルソンみたいに分かり易いのないの?っていったところで、彼らを選択するのが容易だったことは、今となっては懐かしいな。
#338 I Ain't Gonna Cry by Little Angels
英国ノースヨークシャー・スカーボロからのハードロックバンドの2作目Young Godsより。
80年代中盤にバンドを結成して、4年ほどの活動でメジャーレーベルとの契約を獲得して、90年代に入ると、いくつかのトップ40シングルに恵まれつつ、3作目Jamではついにアルバムチャートトップに輝くという経歴を持つ。
伝統的な英国ハードロックの流れを持ちながら、それを表現するだけの演奏技量、楽曲にフックを保ち、ホーンセクションも取り入れたりして、華もありました。
のはずなんだけど、ヒットして来日公演機会もあったクワイアボーイズや、根強い人気を保ち続けるサンダーのようなざっくり同列バンドで比べると、そのどちらでも無かった彼らは、日本のロックリスナーにとっては遠い存在のまま、解散してしまったなぁというイメージかな。(ただこの作品時に、プロモ来日の経験はあったようです。)
※日本のSpotifyではなかったので、プレイリストには載ってません。
#339 Push Comes to Shove by Jackyl
アメリカ・ジョージアのバンドのセカンドアルバムよりタイトルトラック。日本ではあまり聞かない名前のような気がしますが、最初ゲフィンと契約した後のデビュー作で、いきなりミリオンを達成して成功を収めていたバンドで、本作のプロデューサーはブルース・フェアバーン。この作品も前作ほどではないにせよ、ゴールドレベルの成功をしました。
正直そういえば昔、中古で持ってたかもしれないなぁと、今思い出すくらい忘れてたんですけど、サザンロックスタイルのハードロックというところでは、もしかしたら聴いた当時では少し渋過ぎて、あまり付き合えなかったのかもしれません。
今聴いてると、やけに良い音で仕上がってる作品だなあという印象が強かったのですが、裏方のエンジニアが、AC/DCやカルト、80年代の黄金期のエアロなんかの音を作ってたマイク・フレイザーということで、流石の仕事だったという。バンドの特性を最大限に生かした音作りがすごく上手くて、気持ち良く聴けるんだよなあ。
#340 Don't Say It's Over by Gun
スコットランド・グラスゴーのバンドの3作目Swaggerより。プロデューサーは、同年セラピー?のTroublegumやオールマイティのCrankも手がけていたクリス・シェルドン。
ここまでローリングストーンズやデフレパードのツアーサポートで着実に知名度を上げていた彼らは、この作品でUKアルバムチャートトップ5に入り、バンド史上最もヒットした作品になりました。
従来のメロディックなハードロックに加え、新たにミクスチャーへの挑戦や、ややオルタナ方向への模索が始まり、良い意味でハイブリッドで意欲的な作風へと変化していた時期かもしれません。前2作も聴いたら、とても良くて最高なんですが、個人的にはこのアルバムが一番しっくりくる感じ。
その後解散を経て、復活して作品を出し続け、9作目の最新作では、再びUKアルバムチャート10位に食い込む快挙。格好良いハードロックアルバムでした。
