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Netflixドキュメンタリー「ブラックホーク・ダウンを生き延びて」

タイトルだけだと何の話か分かりにくい

平和維持のための国連による軍事行動とは、どのような結果を招くのかという1993年10月に起きたソマリア首都で起きた戦闘というか、市街戦ドキュメンタリーである。

ソマリア首都で起こった戦闘

ソマリアは、内戦が続いていることで知られている。その内戦史の中で、反乱の主体であった組織のトップを拉致或いは殺害する目的のプランを決行したところ成功どころか、制圧の為の戦闘ヘリコプターが2台も撃墜され、地上に落ちた。これが「ブラックホーク・ダウン」と呼ばれ、パイロット始め戦闘員の救助に現地に向かった特殊部隊デルタフォース、第75レンジャー連隊とソマリア戦闘員との間で市街戦が始まり、双方に多くの犠牲者を出した。

モガディシュ市街地での戦闘結果

ドキュメンタリーなので、米軍兵士、ソマリア側戦士、市民等、その場にいた人達へのインタビューと再現映像から、合計で3時間位の長さのドキュメンタリー映像となっている。
場所が市街地であったため、ソマリア市民を巻き込む戦闘になったのは悲劇である。しかしソマリア側からすると外国の軍隊が自国内で、何をしやがる、ここはニューヨークではないぞ。という反発が当然あろう。ソマリア側の戦士の顔、人相も、祖国の為なので畏れを知らず怖いのである。

人道支援の裏側に見え隠れする構図

「正規政府軍」という存在があり、それを支援する国連という建前ではあるが、グローバリズム経済の影がちらちらする時がある。これはなかなか証拠を掴むのが困難で、それに対し
「反乱軍」とも言える武装勢力がいる。モガディシュの戦闘で、ソマリア側の戦闘員は、こちら側になり、国連側のUSA特殊部隊もひとたび、地上戦となると、後手を踏むことになる。
反乱軍側は、相手のグローバル経済による市場化というシンプルな構図によるプロパガンダを用い自軍を奮い立たせる。

1993年10月にソマリアの首都モガディシュで起きたこの衝突は、後に**「モガディシュの戦闘」**(映画『ブラックホーク・ダウン』の題材)として知られる、アメリカ軍にとって極めて衝撃的な事件でした。

なぜ人道支援が凄惨な戦闘へと変貌したのか、その経緯と結末を整理して解説します。
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## 1. 背景:飢餓救済から「軍事介入」へ
1990年代初頭、ソマリアは内戦によって無政府状態に陥り、深刻な飢餓が発生していました。
* **人道支援の開始:** 当初、アメリカ軍を中心とする多国籍軍は、食料支援のルートを確保する「希望回復作戦」を展開しました。
* **任務の変質:** しかし、支援物資が武装勢力に強奪される事態が相次ぎ、国連は平和維持軍(UNOSOM II)に**「強制執行権限」**を付与します。
* **標的の特定:** 強大な勢力を持つ軍閥アイディード将軍が国連軍を攻撃したことで、アメリカ軍の任務は「食料を守る」から**「アイディード将軍の身柄を拘束する」**という軍事作戦へと変質しました。

## 2. 1993年10月3日:作戦の決行と誤算
アメリカ軍のエリート部隊(デルタフォース、第75レンジャー連隊)は、アイディード派の幹部を捕らえるため、モガディシュ市街地へと突入しました。

* **「1時間の作戦」のはずが:** 当初はわずか1時間程度で終了する予定のピンポイント作戦でした。
* **ブラックホークの撃墜:** 地対空兵器(RPG-7)により、米軍のヘリコプター「ブラックホーク」2機が撃墜されました。
* **凄惨な市街戦:** 墜落現場に取り残された兵士を救出するため、米軍は敵地のど真ん中で孤立し、泥沼の市街戦へと発展しました。地元住民も含む数千人の武装勢力に包囲され、戦闘は翌朝まで続きました。

## 3. 結果とアメリカへの衝撃
この戦闘は、アメリカの外交・軍事政策を根底から揺るがす結果となりました。

## 4. 失敗の本質:なぜ「失敗」と言われるのか
この事案が失敗とされる理由は、主に以下の3点に集約されます。

1.  **「ミッション・クリープ(任務の肥大化)」:** 飢餓救済という純粋な人道支援が、いつの間にか特定勢力を排除する「国造り」や「警察活動」にすり替わり、地元住民の反感を買い、敵対関係を招いたこと。
2.  **政治的・軍事的見通しの甘さ:** 軽装備の歩兵部隊を航空支援に頼って投入したが、市街地でのゲリラ戦という最悪のシナリオを想定しきれていなかったこと。
3.  **完全撤退への引き金:** この敗北により、クリントン政権は1994年にソマリアから撤退。後のルワンダ虐殺など、他の紛争地への介入を躊躇させる「ソマリア症候群」を生みました。
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この事件をきっかけに、国連やアメリカは「軍事力による平和強制」の難しさを痛感することになりました。

Gemini

そして今は、イランである。ソマリアどころではない歴史を持つ国で、確かに人道支援的活動が必要なケースもありえよう。しかし兵力が全てを決めるわけではない。どうなるかな。

(了)

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