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怒涛の睦月、気づけば「立春」

元旦に父が逝った。いろいろ理由はあるが、悲しみに浸るというよりは様々な手続きか押し寄せて
新年をゆっくり味わう暇もなく睦月は過ぎた。

テレビから気象予報士の声が聞こえて、ハッとする。「明日二月四日は立春です」。

あゝ、もう春の足音は聞こえ始めていたのか…と
ふと我に返る。お天気も良いし、ひと息つこうかと夫と共に月ヶ瀬温泉を訪ねた。

梅園の梅まつりは十四日からで、まだまだ梅の蕾は固い。小高い場所に建つ温泉施設から見える、ほんの少しばかりの春の気配を纏った山々が気持ちを柔らかくしてくれた。

平日で勿体ないほど空いている露天風呂から
空を見上げた。父も何処かで春を感じているの
だろうか…。


露天から
ふと見上げれば美しき
旅客機走る立春の空





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