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ki_nya
春本番がやって来る
春分の日が間近だ。
3月に入ってから一度寒さが戻り、外出時には冬物のブルゾンを着込んで歩いたりしていた。その寒さも去り、いよいよ春本番の気配だ。「三寒四温」とは本当に良く言ったものである。
二十四節気の「春分」ともなれば陽の光の降り注ぐ時間も長くなり春の花たちが次々と開き始める。小鳥たちの囀りもにぎやかになる。私の住む奈良は海無し県なのだが、春先になるとよく見かけるのがイソヒヨドリ。ヒラヒラと飛ぶ姿もちょっと変わっているのだが、この鳥は驚くほどの美声の持ち主だ。春先に表に出てイソヒヨドリの啼き声を聞くと、私の春気分はグッと上がるのである。
桜の開花まではまだ少し掛かりそうだが、光に、風に、鳥の声に、そしてふわりと運ばれて来る花の香りに春を感じながら、人工芝の庭で猫と深呼吸をしてみたりする今日この頃である。
嬉しきは
早春の朝 空高く
イソヒヨドリの 鳴くを聞く時
春うらら
青空そよ風 磯鵯の声
桜の花芽 ぐんぐん伸びろ
気がつけば
オリオン去りて 夜空にも
春の星座の 輝きて有り
陽春に
猫、庭先に遊ばせる
鼻を掠める沈丁花の香
