暗闇の中のここちよさ
こんばんわ、Kaloです。
先日、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」へ行ってきました。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を、ご存じない方にざっくりと書くと
視覚に障害を持つ方のアテンドで、完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむための空間エンターテイメントです。世界41カ国以上で開催されているそうです。
私は、かれこれ15年以上前、日本に上陸して間もない頃に友人が体験して「とってもよかった!」と大興奮で話してくれていたのですが、その時は行けず。さらにそれからずっと近所に在ったのにもかかわらず、ずっと行けていなかったのですが、今回友人が誘ってくれたおかげで初めて行けました。
そういうタイミングだったのでしょう。
あまり詳しく書くとネタバレ的になってしまうので、
内容は詳しく書きませんが
なんというか…
今、私には必要な体験だった気がしました。
まず、最初に、真っ暗闇になった瞬間、ものすごく緊張します。
もしかしたら閉所恐怖症などの人には無理かもしれないな...と、一瞬頭をよぎりました。閉所恐怖症でもない自分がこんなに心臓がドキドキして、とにかく「怖い」という感覚になったからです。
でもそれは一瞬でした。
アテンドの方や今回たまたま一緒になった方々と声をかけあって、ゆっくりとその空間内を進んでいくうちに、すぐに緊張が和らぎました。
ただ、真っ暗闇で、何も見えないのに目が一生懸命何かを見ようとして必死になってしまうので、私は目を閉じることにしました。
そうして90分ほどの暗闇体験の半分以上、私は目を閉じたままでした。
この日「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験した友人たちは、
これまでどれだけ視覚に頼ってきたか。ということを思い知らされて、見えない中で感じる五感の素晴らしさや、知らない人とともに歩く中で、ともに声をかけ合うことでどれだけ安心するか、といったことに、深く感動していました。
確かに私も、そういったことは少しは感じました。
が、もっと、なにか、言葉にできないような感覚を感じていました。
後半になって、寝転がったり座ったり、思い思いのカタチで、
しばし休憩できる時間があります。
わたしは暗闇の中で寝転がって、やっと、ゆっくりと目を開けてみました。
真っ暗です。もちろん。(笑)
何も見えない暗闇。
でも最初の頃と違って、もう何かを探して見ようとすることはなくなって、
「ただ暗闇である」ことを目が受け入れていました。
暗闇を受け入れる。
それは、目が受け入れたのと同時に、もう外に何かを探す必要はない。と身体で体感した感覚で、自分の中でも受け入れたような、あきらめたような、とても安心したような、そんな感覚でした。そうしたら、
「なんて心地がよいのだろう。」
普段、瞑想で目を瞑っていますが、
目を開けたままで、瞑想しているような、なんとも言えない心地よさが
全身に伝わってきました。
私たちは普段、無自覚なまま、多くの情報が視覚の中に、ほぼほぼ強制的に飛び込んできていて、どれだけのノイズに晒されているのか…。
と思いました。
特に東京に住んでいると、いくらテレビを見ない生活をしていても、街を歩いているだけで、ものすごい量の広告を目にしています。
本当は必要のない情報がどれだけ多いことか。
そして何も見えない。ということが、それらのノイズから解放されて、こんなにも自由さを感じられるのか。ということにも驚きでした。
目を休ませてくれたこの暗闇の中の90分は、同時に体内で無意識に感じとっているノイズレベルも下げてくれて、五感で何かを感じる素晴らしさを味わう。ということを感じるよりも、
そこに在るだけでよい。と。
あとはもう、ただただ深い癒しの中に没入し、そして心はどんどん解放されていきました。
私、疲れていたのかな?(笑)
「ずっとここにいたい。」と思うほどの心地よさ。
まとわりついていた何かが剥がれ落ちたような気がしました。
もし機会がありましたら、ぜひぜひ、体験してみてください。
お勧めです。
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