RE:MEMORY PROJECT第3弾|(仮)制作記録02|輪郭の夜(世界が形になる)【セカウラ】

―― 物語の“舞台”が、
見えはじめた夜。


構想を描きはじめて、
少しずつ世界の輪郭が
見えはじめた。

最初に浮かんだのは、
“村”という閉ざされた
空間だった。

誰かが誰かを信じ、
そして疑う。
その単純な構図の中に、
人の心の真実がいちばん
見える気がした。

舞台は、明治初期。

文明が入りはじめ、
古い信仰や価値観が
揺らいでいた時代。

理性と本能、
信仰と欲望、
光と影がせめぎあう。

その境目に“愛”を置くと、
物語が静かに息をしはじめた。

当初は「人狼」という仕掛けを
事件として使おうとしていた。
けれど、それは違う気がした。

これは“誰が狼か”ではなく、
“誰が人でいられるか”の物語。

他人を疑うことで、
自分の中の“人間らしさ”が
崩れていく。

その矛盾の中にこそ、
恋愛ノンフィクションとしての
リアリティがある。

登場人物は七人。

それぞれが違う“信じ方”と
“壊れ方”を持っている。

一人が揺らげば、
残りの六人の心も
連鎖して揺れる。

この構造を、
“人の感情の生態系”
として描きたい。

血や暴力ではなく、
信頼が崩れる音を聴かせたい。

それがこの物語の恐怖であり、
同時に美しさでもあると思う。

舞台の名は、まだ仮。
けれど、夜を照らす月と、
その影に潜む祈り。

その二つが、
この物語の核になる。

世界は少しずつ形に
なっている。

あとは、そこに生きる
“七つの心”が、
どんな光と影を抱くのか。

次の制作記録では、
その“七人”の感情と構造を、
少しずつ掘り下げていく予定。


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恋愛ノンフィクション作家|jyun
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読んでいただき、
ありがとうございます。

切なさも、痛みも、温もりも。
物語は、まだ続いています。

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