「心を和ませるグッズ」たち──長女からの一輪挿し、次女からの缶ビール、そして家族写真
机の上には、パソコン、時計、ペン立て……。
仕事に必要なものが並んでいます。
でも、それ以外に、私の気持ちをふっと和ませてくれるものが、3つ置いてあります。

一輪挿し。
缶ビール。
家族写真。
どれも高価なものというより、そこに家族との時間や思い出が宿っているものです。
長女夫婦から届いた、一輪挿し
一つ目は、一輪挿しです。
今は、庭先で採ったばかりのバラの花を生けています。
この一輪挿しは、長女とその夫から、今年3月の誕生日祝いにプレゼントされたものです。
夫婦で金沢へ旅行に行った際に買ってきてくれたそうです。金細工が施されていて、とても素敵です。
季節の花を生けることにしていて、疲れたときにふと目に入ると、心がすっと和みます。
花そのものの力もあります。
でも、それ以上に、
「ああ、これは長女夫婦が選んでくれたものなんだな」
と思うと、やっぱり嬉しくなるのです。
次女から届いた、父の日の缶ビール
二つ目は、缶ビールです。
この「エビスビール」は、今年の父の日に、次女が送ってくれたものです。
エビスビールといっても、5種類もあります。

「今日はどのビールにしようかな」
そんなふうに思いながら、種類による違いを楽しんでいます。
飲むたびに、
「あー、あと〇缶しかないなー」
などと思いながらも、次女からのプレゼントを味わえる今を楽しんでいます。
ビールを飲んでいるというより、次女の気持ちを少しずつ味わっているような感覚かもしれません。
家族4人の写真
三つ目は、机の奥に見える家族写真です。
これは、2025年11月3日から5日まで、2泊3日で出かけた家族旅行での一枚です。
左から、私、妻、次女、長女。
4人で写っています。
コロナ明けの、本当に久しぶりの家族旅行でした。家族みんなで湯河原万葉公園を散策したときの写真です。
私が、
「子どもができると、なかなか行きにくくなるだろうし、一泊ではバタバタするから、久しぶりに2泊3日の家族旅行をしよう」
そう提案して、泊まりを伴う家族旅行が、本当に久しぶりに実現しました。
細かな行き先や宿の手配は、娘たちがしてくれました。
熱海の海岸、來宮神社、熱海城。
伊豆半島、伊豆シャボテン動物公園。
そして最後に、湯河原万葉公園。

湯河原の旅館に連泊した3日間でした。
本当に楽しかったです。
この写真を見ると、家族みんなで楽しいひとときを共有した喜びが、ふとよみがえってくるのです。
今年の家族旅行にも、思いを馳せる
湯河原万葉公園のテーブルで、それぞれが好きな飲み物を飲みながら、最後に私が恐る恐る口にした一言があります。
私「来年も、4人一緒に旅行してもいいかな」
長女「いいよ」
次女「いいよ」
そう言ってくれました。
今年は1泊2日。行き先はまだ決まっていませんが、9月某日に行くことは決まっています。
防犯上、正確な日にちは伏せておきます。
この日を楽しみに、ちょっとがんばろうかな。
そう思えるのです。
大人になった娘たちとの、あたたかい関係を育てるには
子どもたちが幼いころから、わが家では、父の日、母の日、そして家族みんなの誕生日を祝ってきました。
それはいつの間にか、家族の伝統になっていました。
でも、子どもたちが社会人となり、家を離れた今、父の日や母の日、誕生日を祝うかどうかは、ある意味、本人たち次第です。
では、子どもが大人になってからも、あたたかい関係を続けていくにはどうしたらよいのでしょうか。
私は、案外シンプルなことだと思っています。
まず、こちらから祝ってあげること。
長女の夫の誕生日も、私たち夫婦はお祝いしてきました。だから今回、長女夫婦からという形で、金沢で買った一輪挿しをプレゼントしてくれたのだと思います。
もちろん、見返りを期待して祝うわけではありません。
でも、「あなたも大切な家族の一人ですよ」という気持ちは、きっとどこかで伝わるのだと思います。
もう一つ、私が心がけていることがあります。
それは、もらった喜びをきちんと伝えることです。
もらったその時に、「ありがとう」と感謝を伝えるのは、もちろん大切です。
でも、それだけで終わらせず、
「こんなふうに使っているよ」
「こんなふうに楽しんでいるよ」
「見るたびに嬉しい気持ちになるよ」
と、プレゼントをもらった後の喜びまで伝えるようにしています。
長女夫婦からもらった一輪挿しなら、花を生けている写真を送る。

次女からもらった缶ビールなら、楽しんでいる様子を伝える。

ほんのちょっとしたことです。
でも、受け取った側の喜びが伝わると、贈った側もきっと、
「プレゼントしてよかった」
と思えるのではないでしょうか。
それは、次の贈り物につながるというよりも、それ以上に、あたたかい関係を築いていくことにつながる。
私は、そんなふうに感じています。
📝 自分に問いかけてみる時間
あなたの身近な場所に、自分の心を和ませてくれるものはありますか。
それは、家族の写真かもしれません。
大切な人からのプレゼントかもしれません。
お気に入りのカップや、ぬいぐるみや、旅先で買った小さな置物かもしれません。
私にとっては、それが机の上の、一輪挿し・缶ビール・家族の写真でした。
でも、人によっては、キッチンテーブルの上のカップかもしれません。寝室のベッドサイドにあるぬいぐるみかもしれません。玄関やリビングの一角の花瓶かもしれません。
ふと目に入ったときに、
「ああ、これがあると少し元気が出るな」
と思えるもの。
そんな小さな存在を、日々の暮らしの中に置いていますか。
子どもが大人になってからの親子関係は、毎日顔を合わせる関係ではなくなることもあります。
だからこそ、もらったプレゼント、撮った写真、LINEからメッセージを、日常の中で大切に扱う。
それだけで、離れていても家族の温度を感じられることがあるのだと思います。
📝 簡単なワーク
今日は、あなたの心を和ませてくれるものを一つ、身のまわりから探してみてください。
家族写真。
子どもからもらった手紙。
旅先で買った小さなお土産。
大切な人からのプレゼント。
何気なく使っているけれど、見ると少し嬉しくなるもの。
見つけたら、まずは軽く整えてみます。
ほこりを払う。
きれいに拭く。
花を一輪添える。
写真立てに入れる。
よく見える場所に置き直す。
そして、できればそのものにまつわる相手へ、ひと言だけ伝えてみてください。
「今も大切に使っているよ」
「見るたびに嬉しい気持ちになるよ」
「この前も、これを見て元気が出たよ」
さりげなく、もらった喜びを、少し遅れてでも伝える。
それだけで、贈った人の心も、きっと少し温かくなるはずです。
自分を癒すために置いたものが、いつの間にか家族の心も癒してくれる。
そんな小さな循環が、家族のあたたかさを育てていくのかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
『パパの子育て奮戦記』では、子育ての日々と、娘たちが大人になってからの家族の時間を綴っています。
子どもが小さかった頃の思い出だけでなく、成人し、家を離れ、それぞれの人生を歩み始めてからの親子の距離感や、家族のつながり方についても、体験をもとに書いています。
子どもが大人になっても、あたたかい親子でいたいパパ・ママへ。
この連載が、家族との関わり方を少し見つめ直したり、大切な人にひと言伝えてみたりするきっかけになれば嬉しいです。
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