壮絶なモラハラ体験。だけど私は今、笑っている
モラハラを常にうけていると、本当の自分の気持ちに蓋をする癖がついてくる。
苦しいのに、苦しくない。
辛いのに、辛くない。
泣きたいのに、泣けない。
これはかなりの重症である。
家庭内モラハラ、DVの怖いところは、他人からは普通の家庭にみえていること。それは被害者が「私が我慢すればまるく収まる」と普通の家庭の妻を演じているからだ。
そのうち、自分が自分ではなくなる感覚。
何が好きで、何が嫌いなのか
私はどうしたいのか?
「私」という輪郭がどんどん飲み込まれて、とうとうこの世に存在しない幽霊になっていく。
私はこれからどうしたいの??
あれから3年。何が変わったのだろう。
きっと夫の本質は変わっていない。
ただ決めたことがある。
私が被害者という役者を降板する
たったこれだけ。この決断をするまで何年かかったのだろう・・・
悲劇のヒロインを演じきってきたが、これからはどんな女優になろうかな。
55歳の今。
夫は「これ食べる?」とアイスを渡してきた。
「私、そのアイス好きじゃないんだよね」
と冷たく答えたら
翌日違うアイスが冷凍庫に入っていた。
私はニヤリと笑うのだった。
