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伊那谷日記㉕規格外なめこに思う

近くの直売所で、お一人様2袋までの規格外なめこを手に入れることに成功した。

まったく、たまたまだ。

前回気がついた時には、すでに完売していたので買えなかったのだが、今回たまたま購入することができた。
規格外のなめこは大き過ぎる物と小さ過ぎる物である。個人の好みで、大き過ぎるなめこを買うことにした。
早速なめこ汁にしよう!

私の手と比較して欲しい。
大き過ぎるなめこ達、一袋110円とは安い!

直売所には規格外の野菜もたくさん並ぶのだが、私は大きい物が好きらしい。大味かも知れないけど、なぜか大きい野菜に惹かれるのだ。
包丁とも比較して欲しい。

果物ナイフではない。普通の三徳包丁だ。

あぁ、こんなに大きくなるまで収穫して貰えなかったんだね。でもわが家に来てくれてありがとう!私のテンション爆上がりです。
切ります〜

なめこってあまり切った記憶ない

汁に投入します。
出来ました。

なめこ少なかったかな?

味もぬめりも、なめこ。少し軸の部分が硬いのでパリッとした歯応えもあり、満足感がある。はぁ〜ほっとするぜ。

規格外のなめこ汁を食べながら、ふと規格外野菜のことを考える。
自分で野菜を作る人は知っていると思うが、規格外になってしまう野菜のなんと多いことか。私が作る家庭菜園の野菜などほとんど規格外だった。
サイズが小さい、虫食い、また割れ、変形…などなど。食べれるけど、人様にあげるにはだいぶ恥ずかしい、そんなんばかり作っていた。
食べるには問題ないのだが、食べるまでに手間がかかる。小さいものや変形したものは、皮を剥くにも手間がいるし、土が入り込んで洗いにくい。虫食いも虫のフンやらが葉っぱと葉っぱの間に入り込んで水洗いが大変だ。

自分の家だけなら少々手間がかかっても量が知れているけど、これが大量調理の場であったならどうだろうか。
洗ったり皮を剥いたりするだけで時間も人件費もかかって、料理の値段は高くならざる得ないだろう。
農家さんの規格をそろえる栽培技術、収穫した野菜の選別と洗浄、日々の努力には本当に頭が下がる。

それでも、それだからこそ規格外の野菜は出てしまう。でも大量調理の現場でそれらを消費するのは効率が悪すぎる。

規格外はお安く買って、家庭で消費しよう。
スーパーでも規格外野菜を置いて欲しい。
私たち消費者にも規格外の野菜達に慣れる必要がある。
家庭では少し手間をかけてみよう。少し手間はかかるけど規格外でもきちんと食べられるのだから。

多くの農家さんが出荷する市場の規格は、たぶん結構厳しい。規格外はかなり買い叩かれる。そうなると規格外は農家さんも出荷の手間と売上が見合わなくなって、出荷自体を見合わせてしまう。
市場としては消費者はそろった野菜を求めていると思っている。実際、野菜は見た目がきれいな方が売れるらしい。
でも私たち消費者は本当に家庭での調理にそこまでそろっている野菜を求めているのだろか?
大量調理の現場は別として、普通の家庭の消費者の感覚と市場の規格の感覚がだいぶズレてしまっていないだろうか?

現に私は規格外なめこを嬉々として買っているわけで…

もう少し、市場での野菜の規格をゆるめて、規格外となる野菜の量そのものを減らしていく。私たち一般消費者も今まで規格外だった野菜が混じってくることで、不ぞろいな野菜達に慣れていく…
そうすれば今ある農業資源をより活用できることになるのではないか。
今後も農業資材なども安くなる事は考えにくいし、野菜の価格安定にも寄与するのではないか。

なめこ汁をすすりながらそんな世の中になって欲しいと思うのであった。

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