玉の輿を夢見た女、破産する③〜違和感の積み重ね〜
結婚してすぐの頃は、何も疑っていなかった。
「玉の輿に乗る」
中学生の頃から、本気でそう言い続けてきた私にとって、
結婚はゴールのはずだった、、、
違和感は、本当に小さなところから始まった。
最初は、些細な嘘だった。
「今日は残業で遅くなる」
そう言われて信じていたのに、 後から別の人と会っていたことを知る。
「なんで嘘つくの?」と聞くと、 「言うと面倒だから」と、
悪びれもせず返ってくる。
その時はまだ、「そんなものかな」と思っていた。
次に気づいたのは、お金の使い方だった。
欲しいものがあると、迷わず買う。
貯金のことも、将来のことも、あまり深く考えていないように見えた。
私が「大丈夫?」と聞くと、 「なんとかなるでしょ」といつも笑っていた。
その「なんとかなるでしょ」を、 私は最初、
頼もしさだと思い込もうとしていた。
違和感は、少しずつ積み重なっていく。
嘘をつかれても、強く責めなかった。
お金の使い方に口を出しても、いつも同じ答えが返ってくるだけだった。
「これくらい、普通なのかもしれない」
そう自分に言い聞かせて、 違和感に蓋をする日が増えていった。
あの頃にはもう、「玉の輿」なんて言葉は、遠い昔の話になっていた。
妊娠中も、夜になると「友達の店を手伝う」と言って出ていく人だった。
1人目が生まれてからも、それはほとんど変わらなかった。
違和感を感じる暇もないくらい、ワンオペの毎日だった。
でも、後から振り返ると、 あの小さな違和感の一つひとつが、
全部つながっていたんだと分かる。
元夫は、私より7歳年上だった。
きっと、あの人にとっても「結婚適齢期」だったんだろう。
今ならそう、冷静に分析できる。
それでも、ひとつだけ。
2人の子どもに出会わせてくれたこと。 それだけは、
今でも感謝してる。
このあとの経済的に大変だった時期については、
「シングルマザーの1馬力、フル稼働の記録。」にまとめてます。
よかったら、そちらも覗いてみてください。
続きは、また書きます。
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