目覚めると【シロクマ文芸部】
目覚めると
君は身体を丸めて
蛹になる前の幼虫のように
僕の隣で眠っていた
アパートの二階
鉄塔の見える部屋には
君との思い出がいっぱい
僕のお気に入りを着た君の
いたずらっぽい笑顔
黄色にグレイの羽が舞った柄
Tシャツは僕を裏切り
君の身体にピッタリ寄り添い
女性のかたちになった
今日はちゃんとコンタクト入れた?
君は僕の瞳をのぞき込んで
毎日確かめた
そうなふうにずっと
僕を見ていてほしかったのに
ある日急にいなくなった
君は何処に行ってしまったのか
ラインも未読のまま
僕は毎日酒におぼれ
昼になって起き・・・
ある日
ふと窓の外を見ると
いつも2本の鉄塔が
いつの間にか3本になっていた
おわり
小牧さんの企画に参加させてください。
恋の詩を書きたくなるお題ありがとうございます。
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