熊童子の植え替え

火傷の患部に氷枕を起きながら、2時間半ほど眠ることができました。

目を覚ますと、ひりひりした痛みはほぼ引いていました。もう氷枕に触れつづけなくても、痛みを感じることはありません。患部は僅かに水膨れになっており、触った感じが異なります。
それでも遠目に明らかなほどぷっくり膨らんだわけではありませんでした。さほど酷い怪我ではないのだと安心しました。

あれほど氷を愛した日はありませんでした。昨日のうちに氷を讃える詩でも書いておけばよかったです。



午前

具合の悪い熊童子の植え替えを決行しました。

私のお気に入りの熊童子ですが、近頃 葉が柔らかいまま水を吸わなくなりました。
根腐れか過湿が原因ではないかと推測しています。

土が乾くのを待つつもりでしたが、数日が経っても乾く気配がありません。本日の早朝にこの株を確認したところ、鉢底に1mm程度の小さな灰色の羽虫がいました。それを見て、もう悠長に待っていられないと判断しました。


一旦株を抜きました。

早朝に確認された小さな虫は、午前中に土を触っていても見つけることができませんでした。巧妙に隠れているのでしょうか。最早 幻覚だったのではと思うほどです。

鉢の中の湿った土を少しずつ指で掻き出した後、土が大量にくっついたままの株を取り出しました。その株を日光に晒すことで土を乾燥させ、根から振り落しました。

熊童子の根

白い根がありません。どうやら古い根ばかりのようです。もやもやした細い根は、触るだけで何本か抜け落ちていきました。

根腐れを懸念していましたが、ぶよぶよの根などがひとつもなかったのは幸いです。
ひょっとすると、土の劣化・過湿状態で根が機能を停止していただけで、根が腐ったわけではないのかもしれません。まだ希望があります。

熊童子。まだ引き抜く前の写真

葉はやはり柔らかいです。水分がかなり抜けているようで、葉は未だかつてない平ペったさ。しかし新芽は硬いままです。

元気だったころ、熊童子の葉からは蜂蜜か赤子のよだれのような匂いがしていました。現在は、その匂いに胃液のような酸のニュアンスが加わっています。



ハイドロボールとバーミキュライトを9:1で混ぜた土を用意しました。家にそれしかなかったためです。

鉢の大きさは現在のものをまだ使用できそうなので買い替えません。その代わり、丁寧に土を洗い落とした後、沸騰した熱湯を流しかけました。鉢に付着しているかもしれない小さな虫の卵や微生物を、高温でできるだけ殺します。殺意を込めてありったけかけます。

植え替え直後は株がぐらぐらするのが常ですが、ハイドロボールが小粒だったおかげで、思いのほか安定してくれました。



午後以降、他の植え替えも行いたかったけれど、エネルギー切れで断念しました。

読んでくださりありがとうございました。


追記:
植え替え後の翌日に匂いを嗅いだところ、草の青さと蜂蜜の甘さが混ざったような、香水めいたとても良い香りがしました。胃液臭は古い湿った土に由来していたようです。
今の香りはいつまでも嗅いでいられます。まるで祝福のよう。良い方向に進む予感がします。


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