ベランダでブドウ栽培!:春の作業その1ー新梢の手入れ
今回もベランダ栽培でのブドウの紹介です!
春になると待ちに待った萌芽が始まります。日に日に大きくなる新芽の成長に心躍りますが、ちょっと目を離すと樹形が乱れたり、花房の成長が悪くなってしまいます。そのため、春の時期の作業はとっても大事です!それでは具体的に見ていきましょう👍
新梢の芽かき
4月になると短梢剪定した昨年の結果母枝の節から新芽が出てきます。しっかり養分が貯蔵された株であれば、節々から一斉に萌芽します。その中から元気のよい2本を選んで、それ以外は全て取り除きます。

基本的に1本の結果枝からは1本の新梢のみ成長させます。ではなぜ2本残すかというと、簡単に言うと保険です。生えたての新梢は木化した結果枝との間で簡単にポキッと折れてしまいます。強い風はもちろん、今後の作業の1つである誘引中にも思った以上に折れます。
一度折れてしまうと、もうその年はその枝から収穫することはできなくなるので、かなりダメージが大きいです。精神的に😭
もし折れても、もう1本残しておくことで収穫できなくなることを回避できます!
残す新芽の具体的な基準ですが、まずは1箇所から2本以上新芽が生えている場合には、1番大きな新梢を残して残りは取ります。
そのあと、残った芽の中から大きな新芽を2本選ぶのですが、大きさが同じくらいで悩む場合には、成長する向きなど今後の誘引がやりやすい芽を残しても良いかと思います。
ただし、あまり小さい芽を選んでしまうと花芽が付かない場合があるので、小さすぎる芽は選ばないようにしましょう。下の写真のように一番上の新芽にはすでに花芽が付いているので、そのような芽を残すのが安心かと思います。
下の写真では、赤矢印の芽を取り除き、青矢印の芽を残しました。

誘引
残した新梢が伸びてきて支柱に到達した段階で支柱に誘引します。これが簡単なように思えて実は一番失敗するポイントです。私も何度も泣きを見ています😭

失敗する一番の原因は上でも述べた通り新梢の折れです。少しでも無理に誘引すると簡単にポキッとなります。感覚的にはポロッの方が近いかもしれません。
生えたばかりの新梢はまだ根元が丈夫ではありません。そのため、40cmくらいまで成長し、根元が丈夫になるまでは待ちましょう。一方で、それ以上長くなると風の影響を受けやすくなり、折れてしまう原因にもなります。
上手く新梢が支柱に近くに伸びてくれれば良いのですが、伸びる方向によっては新梢を支柱に近づけなければなりません。そのまま無理に誘引してしまうと本当に簡単に折れてしまいます。
そこでうまく誘引するテクニックが「捻枝」です。曲げたい部分の根元側の節をしっかりと持ち、反対側の手で1つ上の節をもってねじります。すると新梢の繊維がブチブチと音を立てて切れる感覚を手で感じることができます。
文章で書くと恐ろしいかもしれませんが、思い切ってグイっとねじってみてください。注意としては、根元側の手は決して動かさないこと。こちらの手もねじってしまうと新梢が折れてしまいます。捻じる手はあくまで先端側の節をつかんでいる手だけです!
捻枝すると、支柱に新梢を近づけても新梢の根元に負荷が加わらず、捻枝した部分が代わりに曲がってくれます。
後は誘引用テープ、ビニールタイ、麻紐などで支柱に固定します。支柱側は動かないようにしっかりと固定し、新梢側は今後成長することを想定しゆるく巻いておきます。

巻きひげの除去
巻きひげは無駄に養分を消費するだけではく、放っておくと意図しない場所に巻き付いてしまうので、見つけ次第取り除きます。小さければ小さいほど取り除きやすいですし、養分の消費が抑えられるので、こまめに確認しましょう!巻きひげ除去はこの時期の日課ですね。

摘芯
新梢の成長が進むと、下の写真のように新梢の成長具合に差が出てきます。そこで、成長を合わせるために早く伸びた新梢は、花房に先に葉が5-6枚残したところで摘芯します。そうすることで、成長の遅い新梢の成長が促されます。また、摘芯した新梢自体も、成長に使われるはずだった養分が代わりに花房の成長に使われることになるので、花ぶるいを抑えられる効果があります。

副梢の摘芯
摘芯すると、今度は葉の付け根から副梢が出てきます。副梢は葉を1枚残して摘芯します。再度出てきたら、また一枚だけ葉を残し摘芯、を繰り返します。

今回はここまでにしたいと思います。次回は花房の作業について紹介します!
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