#9 コレクションケースの「まちがった」使い方
正直、どうしてますか?積みプラ。
僕は今、和室のアルミラックの上。幅は1メートルちょっとくらい。120センチ…ないかもしれない。
そこ、もともと服を入れてる場所なんですよ。その上の隙間に、積みプラを詰め込んでる。
もう、積みプラジェンガです。
見た目も良くないし、毎日、嫌でも目に入る。
もう一箇所にもギューっと詰めていて、だいたい30個くらいあります。
まあ、それはそれで悩みなんですけど。もう一つ、問題があって。完成品の棚です。
本当は、完成した模型をきれいに並べて、疲れたときに眺めて癒される、そういう“オアシス”にしたかったんですよ。
ちゃんとしたコレクションケースで、ガラスの板と扉がついてるやつ。
でも、全然足りない。
で、その上にですね。さらに、アクリルの安っすいケースを積んでるんですよ。完成品を入れるために。
……いや、見た目よ。全然オアシスじゃない。
で、ここからなんですけど。途中まで作ったやつ。
普通、また元の箱に戻して、しまうじゃないですか。
僕、これができないんですよ。箱に戻せない。
なんか、やった作業がなかったことになる気がして。
で、どうするかっていうと。ある程度組んだら、余ったパーツはジップロックに入れて、箱、捨てちゃうんですよ。
すると、なんか“進んだ感”が出るんですよね。よし、今日はやったなって。
すっかり満足して片付けて、コーヒーでも飲むかって一息ついて、ふっとケースを見ると——


完成品の棚のはずが、未完成品の展示場になっている。
そこにあるの、完成品じゃなくて半完成品なんですよ。しかも、いっぱい。
で、気づくんです。あ、まだ全然終わってないじゃんって。
本来オアシスだった場所が、未完成アピールゾーンになってる。これは結構きつい。
箱捨てたことで進んだ気にはなってるのに、実際は完成してないものが増えてるだけ。
で、ここで聞こえてくるんですよ。箱、捨てんなよ!っていう声が。
……いや、分かってるんですけど。だからじゃん!っていう。
どうしても、箱捨てた時の“やった感”。あれがね、僕の中で快感なんですよ。
もうドーパミン出てる。捨ててしまえ!って、心のどこかで誰かが叫んでる。声大きめのやつが。
でもその結果、積みプラ見てもモヤモヤ、完成品見てもモヤモヤ。ダブルモヤモヤ生活です。
で、本来はこうだったはずなんですよ。

本完成しているものって、ただそれだけでちゃんと癒してくる。何も考えずに、ただ眺めていられる。
これが欲しくて、模型やってるはずなんですよね。
でも今は、その途中にあるものばかりを、わざわざ見えるところに置いている。
これ、たぶん価値観の問題で。
箱捨てたら一区切り、みたいなよく分からない達成感。でも本当のゴールって、完成した模型が並ぶことのはずで。
そこがズレてる。
だから、趣味なのにちょっと満足度が下がってる感じがあって。これ、皆さんどうしてます?
箱を捨ててしまうのは、僕だけ?かもしれないけれど、
形になってきたら、厚みが出てきた分、もう元の箱に収まらないキットもあるでしょうし、、、。
途中のやつ、どこに置いてます?積むのはまあ、ある程度しょうがないとして。
途中のやつをどう扱うか?
これ、結構難しい問題だなって思ってます。
■ 音声版(Podcast)
