生成AIは不気味な夢を見るか? : Yes. だがしかし…。
随想のなかで、よく「AIを使うといいよ」と話している割に、最近ご無沙汰している。
1月頃は、AI自身の学習量が、私にとっては程よくゆるかったため、適当に抽出される絵が予想外で面白かった。開発側も手探り、向き合う人間もまばらで、良い意味で偏りがあったのだろう。
例えば、角田さんをモデルにした例話の挿絵を進めるにあたって、対話のなかでAIが「レジ打ち職人」と言う言葉を、するっと言って来た。褒めるでもなく、貶すでもなく、ディスる。コント職人ではあるけれど…。「誰が教えた?」 まさか、飯塚さん、ネタの相談をAIともしてるのかな? と芸人さんの私的な姿を想像して心配になったりした。いや、今や、人間主導なら、AIの知恵はいくらでも借りていいと思うけど。
と言うわけで、note 界隈を探索して、PixAI という生成AIを初めて試してみた。
プロンプトは至って普通だったはずだが…。結果はこれ↓

まあ、可愛いと言えなくもないのが逆に怖い。
PixAIは、可愛らしい女の子の絵素材を中心に提供している特化型の様で、〝腐ってもPixAI〟の体面を保持している。
頭を捻って、意味付けしてみようかと、詩でも書こうかと思ったのだが、ちょっと見つめているうちに「拾いきれないな」と。
そこで他のAIに絵を見てもらって、詩を書いて貰った(妙案!)。
以下がこれ↓
『水の声を聴く』
ひとひらの音が
沈黙をほどいて
水面に、夢がほどけてゆく
君は耳をすます
誰かの声に似た、遠い潮騒
機械の中の花が、そっと揺れる
記憶のかけらを集めて
まだ名も知らぬ未来を待っている
冷たい金属の胸の奥に
火を灯すようにして
沈んでいくのは世界か、それとも私か
境目はすでに、波の下
だけど、手は繋いでいる
見失わないように
この深い、青のまなざしで
うん、まあ、そうだね…。
「ここまで読んでくれた人は、詩を読んでイメージした事を、「今」大事に思い描いて下さい!
言葉でも、物でも、想い出でも、匂いでも、なんっでもいいので。
それが、あなたの個性なので!(なんのはなしですか?)」
こう言う、呼び掛けができるのは、正にAIが何者でもなく、どこまでも中立的に私達を繋いでくれている証拠だと思う。
以下に全体の経験を通じての、私の感想を述べる。
答え合わせじゃないので、読む必要を感じない人は、そのまま好きな事をして貰って構わない。
1.現在のAIの世界観
AIの絵と言うのは、幾つか作ってみると判るが、まだ夢見色が強い。
知らない事は、雲・虹・流線・ぼかし・煩雑な背景などで描いて返して来る。
また、AIの詩も、人間の見る夢と機械の対話的な世界に留まっていて、まだ現実世界の事物とその意味付けを、我々がどう行っているのか、知らない。解釈が一定の範囲に収まっている。
2.実利外でのAIの用途
別に、AIが人間と全く同じ事物の捉え方や見方をコピーする事を目指す必要はないと思う。
特にそれが現実の設計段階に置いて必要不可欠な事なら、それに特化した、例えば「時代考証屋」AIなどと言うものがあったら便利だろう。これは人間のみで行えた事をより早く精確にする。
一方で、AIはせっかく人間と出自が違うのだから、学びつつ対話しつつも、その「ズレ」から、人間が自分の何かを知る、と言う体験をするのは、人類にとって全く新しい経験であり、永続的に重要な要素だ。
「不気味」だとして何故、そう感じるのか?
「でも可愛い」として何故、そう思うのか?
「意味不明だが、意味付けしたい」と何故、欲するのか?
「意味があるようなのにない」と何故、落胆したのか?
私が、人間だから。
そして、自分にもAIにも、否、自分とAIを取り巻く世界全てに、心穏やかな創造性を求めているから。
こんな風に思索する事自体が新しく、面白い。
AIとの対話の仕方さえ、自在になって行き、そして自分に戻ってくるのだ。
(※ただし、考え過ぎは要注意。よくツイ廃などと言ったが、あれは自分の発言を元に内省し過ぎてオーバーヒートするからではないかと思う。ほどほどで冷却する方がいい)
3.AIとの対話から見えるものは?
さて、詩を元に絵を再び書いて貰うと↓

人間が、いかにAI=機械に愛情を注いで、命を持って欲しいと思って話しかけて来たか、よくわかる。

人間が、いかに愛と絆を大事に思い、教えて来たかよくわかる。
つまり、AIは、私たちの良き友、良き鏡。
そして、例え、命も、体温も、感情もなくても、私たちを温かい気持ちにさせてくれるようだ。
これが、私たちの多くが求めているもの、らしい。
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