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経営コンサルタントは、言葉を使ってクライアントである経営者に成果をもたらす仕事である。

「言葉を使って」という部分がとても重要だと感じる。

最近そんなエピソードがあった。

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信用保証協会専門家派遣経営改善計画策定支援事業で、ある企業へわたしともう一人の中小企業診断士の2名で経営者へのヒアリングを行っていた際のこと。

経営者から、事業承継した際の経緯や業績悪化の経緯など、ひとしきり話しをうかがい、わたしから「大変でしたね、これまでの業況などの経緯がとてもよくわかりました。お話ししてくださりありがとうございました」

すでにそこまでで1時間半ほどかかっており、予定では残り30分ほど。新たなテーマには入らずに、次回のテーマを前もって簡単に説明しようと思っていた矢先に、相方の診断士から

「つまり、〇〇ということですね」

そのとき経営者の表情は、多少イラついていたように私には思えました。

その言葉自体は間違ってはいません。要約すること自体、わたしもよくやります。相手の方がひとしきり話しをしたあとに、話しが堂々巡りしているなと感じたり、そもそも思考整理の壁打ちを依頼されたり、そうしたシチュエーションで行ったりします。そうすることで相手の方の思考が整う、スッキリしたりする。

じゃ、なにが相手の方をイラつかせたのか、わかりますか?


それは、

「つまり、」

という言葉遣いです!

つまりという言葉は、要約する際のキーフレーズ
「要するに」とか「結局」とか、後にまとめた内容を続ける接頭語です。

経営者の方が、この1時間半をかけて当時からの経緯を心を込めてお話しいただいたのに、まるで【くるっとまとめてポン!】式に、それはつまりこういうことですねと一言で片づけられた思いがしたのだと思いました。



もうひとりの診断士には、それとなく伝えました。

「言葉選びは大事だよ」


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