北野のハンター坂、坂道ひとつでこんなにおしゃれになるとは|#209
風見鶏の館を見上げた後、そのまま北野エリアを散策していると、たどり着いたのが「ハンター坂」。神戸を代表するおしゃれストリートのひとつとして知られる通りですが、実際に歩いてみると、その洗練された雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。
坂の両脇には、レストランやカフェ、雑貨店と思しきおしゃれな店構えが並び、緑豊かな植栽やアンティーク調の街灯が、通り全体に上品な統一感を与えています。歩道には点字ブロックがしっかりと整備され、バリアフリーへの配慮もうかがえる、洗練された都市計画がなされていることが伝わってきました。
坂の上からまっすぐに見下ろす構図で撮ったこの一枚、青空と白い雲が奥に広がり、両脇に立ち並ぶ建物が視線を自然と奥へと誘導してくれます。緩やかな下り坂の先には、また別のビル群が続いていて、北野という高台エリアならではの、起伏に富んだ街並みを実感させてくれました。
インド国旗のような三色の旗を掲げたお店や、アンティークな雰囲気の看板を掲げた店舗など、国際色豊かな異人館街らしい多様性も、この坂道の随所に感じられます。荷物を運ぶ台車を押す人、待ち合わせをしているカップルなど、行き交う人々の様子からも、観光地でありながら日常の営みが息づいている、リアルな街の空気が伝わってきました。
ハンター坂という名前は、この地に邸宅を構えていた実業家エドワード・ハンター氏に由来するのだそうです。そうした歴史的背景を知ってから歩くと、この坂道の風情がまた違って見えてくる気がします。
北野天満神社から風見鶏の館、そしてこのハンター坂まで、今日は北野エリアの魅力をたっぷり堪能できました。神戸の坂道文化、まだまだ奥が深そうです。
