漫才論| ¹⁵⁸しゃべりのプロではないコメンテーターや会社の上司はなぜ『早口』をやめないのか❓
こちらの記事でも書きましたが,しゃべりのプロではないコメンテーターは,「早口」の人が多いです
タイトルには,イメージしやすいように「会社の上司」と入れてみましたが,ほかにも,人前で話す人の中には結構「早口」の人が多いです。今回は,なぜ早口をやめない人が多いのか,その理由について書いてみたいと思います
早口をやめない理由
「自分は早口だ」と気づいていない
「自分は早口だ」と自分で気づける人はあまりいません。自分にとってはそれが「普通のスピード」という感覚だからです。まわりの人も,「この人早口だな〜」と思っても,頭の回転が速く弁が立つ人には,なかなか指摘できません。「自分は早口だ」と気づく機会がなければ当然,いつまでも早口でしゃべり続けます
「自分はしゃべりがうまい」と思っている
頭の回転が速くいくらでもしゃべれる人は,「自分はしゃべりがうまい」と思っている場合があります。自分の考えを瞬時に的確に表現し,それを噛むことなくいくらでも話せる人がそう思ってしまってしまうのは,いたしかたないことなのかもしれません
改善するのが大変すぎる
「自分は早口だ」と気づいていて,「治したい」と思っていたとしても,改善するためには訓練を受けたり,個人的にもかなりの努力が必要になります。自分にとってはそれが「普通のスピード」なので,それを遅くするというのは相当大変です。早口のままでもコミュニケーション自体は取れているので,「そこまで大変な思いをして治さなくてもいい」と考える人もいます
しゃべりは「うまい」ほうがいい
人前でしゃべるのであれば,しゃべりは絶対に「うまい」ほうがいいです。自分の考えを瞬時に的確に表現し,それを噛むことなくいくらでも話せるのは「すごい」ことかもしれませんが,別に「うまい」わけではありません
漫才でもそうです。ハイスピード漫才は「うまい」と感じるかもしれませんが,本当にうまいのは,「聴きやすい」「心地いい」と感じる漫才です。同じように,「うまい」と感じさせないほど心地いいしゃべりが,本当の意味で「うまい」しゃべり方です
嫌な人にとってはものすごく嫌
会社やなんらかのコミュニティなどにおいても,早口で弁が立つタイプの人が話をすることが結構あると思いますが,そのような話し方は,「嫌な人にとってはものすごく嫌なことだ」ということを,知ってもらいたいです。HSPの人はそう感じる割合が高いと思いますが,かなり苦痛です
人前で話し,それを聴いている多くの人に「自分の話を本当に伝えたい」と思っているのであれば,早口は改善すべきです。聴きやすい話し方ができるよう努力すべきです。大変なことではありますが,これはみんなのためでもあり,自分のためでもあります。聴きやすい話し方を目指して損をするということは絶対にありません
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