日刊ゲンダイの遠野なぎこさんDisりがあまりにも低俗で酷すぎる件
2025/07/12
今日(7月12日)はものすごく不愉快な記事を目にした。日刊ゲンダイから出ている遠野なぎこさんのことだ。
7月4日に遠野なぎこさんのご自宅から遺体が発見された。遺体は損傷がひどく、誰なのか正式な発表はないが、現在遠野さんのSNSの更新は止まっており、いろいろな憶測を呼んでいる。
私は7月4日の夜、遠野さんのニュースを読んで、とても悲しくなった。なぜなら、遠野さんは倉田真由美さんの友人で『倉田さんはすごく悲しんでいるだろうなあ』と思ったのである。
遠野さんはご家庭の問題を抱えておられて、いろいろなメディアで家庭内でのネグレクトや虐待の問題について話されていた。そういうことがあるので、実は、うちの番組でお話をしていただきたいと出演の打診をしていた。すごくセンシティブな事案なので、当事者のお気持ちをいろいろ考えると、単なる政治問題のように取り扱うのではなく、丁寧に進めないといけないと考えていた。
できれば6月中に収録をしたいと思っていたのだが、5月末に萩生田光一衆議院議員から刑事告訴をされたので「一度リスケしてください」とお伝えした。ところが、7月4日にあのような内容のニュースを見て、私自身もショックを受けた。早く番組でお会いして、お話を伺うべきだったとか、いろいろ考えてしまった。倉田真由美さんも『もっと話を聞いてあげればよかった』と自分を責めていると思う。
そういう事案であるのに、日刊ゲンダイは『遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった』と低俗なタイトルで記事を出している。本当に馬鹿にしている。なぜここまで女性を馬鹿にするのだろうと思う。
広末さんも巷間では、いろいろ叩かれているけれども『そもそも彼女は幸せな結婚生活を送っていたのか?』と思う。自分の妻がどのような報道をされているにしても、自分だけ出てきて、妻のことを「あいつは頭がおかしかった。俺は被害者でいい人なのです」と悪口を言う。こんなことを人前で言うので、この人物はモラハラ(※)夫ではないかと思った。
※モラハラ=モラルハラスメント
子供がいるのに、子供のことを考えないのか?こういうことが平気でできる時点でモラハラ夫ではないか。子供のためを考えると、そんなことは絶対できないはずだ。
この男は何の仕事をしているのか、きちんとお金を稼いでいたのか、広末涼子さんを金づるにしていなかったのか、と強く思った。広末さんのように稼ぐ女性が妻であれば、捉っておけばいくらでもぶら下がれる。そもそも幸せであれば、女性は家から出ていこうとしない。広末さんにも問題はあったと思うが、あのようにモラハラを行ない、メディアで妻の悪口を言う時点でどうなのかと思う。子供だけでなく、妻のことも考えていないのではないか。
今回の遠野なぎこさんの件では、遠野さんは何も悪いことをしていない。撮影の現場で気に入らなかったら怒るので『面倒くさい女だ』と書いているが、収録の現場でおかしいと思ったらおかしいと言うのが当然だろう。女性にはそういう権利はないのか。
“取り扱い注意”とは何とも失礼な言い方だ。物ではないのだ。日刊ゲンダイが『女は美人で使い勝手がよいのがよい』という論調の記事を出したことを、私はものすごく不愉快に思う。これほど働く女性を馬鹿にして、何が面白いのか。自分の意見を言ってはいけないのか。
そもそもタレントや女優を物のように扱ってきた芸能界が問題ではないのか?自分たちは全く問題ないという顔をして、偉そうな口をきいて、女性を馬鹿にするのはとても不愉快だ。
遠野さんは、ご自身と同じような心の悩みを抱えているファンの方に対して、丁寧にケアしてあげようと時間を割いていたのである。自分が傷ついているだけに、誰かを救ってあげようと、彼女は一生懸命だった。すごく謙虚でいい方であり、それは映像を見てもわかる。
にもかかわらず、日刊ゲンダイは、次のように書いた。
『恋愛関係でいうと、複数の男性と結婚・離婚をくり返しており、いずれも短期間で破局したそうだ。摂食障害でガリガリに痩せており、自分で仕事を取ってくるのも難しく、行き詰まっていたとも言われている。』
ものすごく上から目線で馬鹿にしており、本当に失礼だ。
あれだけ複雑な家庭で育ち、兄弟のために家族を支え、自分が稼ぎ頭になって、一生懸命、面倒を見ていると男性観も難しくなってしまう。遠野さんは10代からずっと働いて、家族を支えてきた優しい人なのに、そういう面は全く書いていない。複雑な家庭環境であったからこそ、心に傷を負い、男性との関係を築くのがすごく困難だったのではないのか。それをこんなに馬鹿にした論調で書いているのである。
『摂食障害でガリガリに痩せている』と書いているが、本人はそのことを悩んでいるのだ。自分のことを「自分は痩せすぎて醜い」と言ってしまう人なのである。見た目のことまで嘲り、本当に酷いと思う。なぜこんなことが書けるのだろう。
広末さんについても次のように書いている。
『4月に運転する車で交通事故を起こし、搬送された病院で看護師に暴行を働いた広末涼子も、その奇行ぶりから“取り扱い注意”になっていた。しかし、遠野は「その広末さんよりはるかにお世話がたいへん」だったという。』
なぜこんなに叩くのか?これは何かあるのではないか。
まだ確定はしていないが、遠野さんは亡くなり反論ができないのである。にもかかわらずここまで貶して、本当に卑劣だ。心に傷を抱えて、自分が傷ついた分だけ、彼女は子供の頃から家庭のために働いて、自分の兄弟を守ってきたのである。そういう彼女の優しくて献身的な部分には一切触れていない。
仕事上で難しい部分があるというが、仕事の現場で気に入らないことがあったら「これ違いますよね」と言うのは当たり前だ。私も、嫌なことには「嫌だ」と言い、条件を折り合わなければ断る。先日「衣装を提供したい。宣伝しなくてもいいので、よかったら衣装を選びに来てください」とデザイナーズブランドのアパレル業者に誘われた。行ってみると「ファミリーセールの時に人を連れてきてください」と言われた。私は『ふざけるな』と思い「じゃあ、帰ります」と怒って帰った。
「宣伝しなくていいから、よかったらうちの服を着てください」と騙して呼び出すなど、ありえないだろう。そのように、最初の話と違うので、断って帰ることが悪いのだろうか。女性にも選択する権利はある。
遠野さんは、事務所の指示で気に入らないこともやらされていた。ご自身がおっしゃっていたが、10代で肌を見せるようなシーンをやらされて、精神的にすごく傷ついた。それは嫌に決まっているだろう。10代で恋人もいないのにカメラの前で脱がされて、男の人と付き合ったこともないのに周囲から経験豊富と勝手に言われる。それは悩むだろう。本当に酷い話だと思う。
「女性は、女性は…」と言うと鬱陶しいかもしれないが、男性にとっても生きづらい社会だと思う。美人でこのように綺麗な人は意外と悩んで生きている。ハラスメントを受け、性的な対象として見られ、男から性的な言葉を投げつけられる。
「嫌だ」と言うと「生意気だ」と言われるので、ヘラヘラ笑ってやり過ごすと今度は女性から叩かれる。そういう構造になっているのだ。そのように生きてきたのに、肝心の男性が家庭で自分を支えなかったり、金銭的に依存してきたりするときついと思う。
私もよく「なぜ結婚しない?」とか「選り好みをしているのでは?」と言われたことがある。この年齢で交際を考えると、ヒモ願望のような男が結構いるが、そんな人とは付き合えない。はっきり言って、一人の方がまだよい。最初は隠していても、だんだん経済的に依存しようとしてくる姿が見えてくると女性として付き合えない。
チャットに『食事代とか全部男が出すのが当たり前』とあるが、私はそうは思わない。よくあるデート代論争である。「デート代を出さないと会ってもらえない相手とはデートをするな!」と思う。「全部出してくれないと、お前なんか会ってやんないよ」と言われて楽しいのか?お金がなければ、別にお好み焼きを食べながらビールを飲めばいいと思う。高級店に行く必要はない。
話がそれたが、子供の頃に受けた傷はものすごく深い。みんながそういう傷を抱えている。その後、大人になって幸せを見つけられると、傷が癒えて乗り越えられていくと思う。家族のために働いて、尽くしすぎてきた人たちは自分を一番にできないものだ。
そのように心に傷を持ちながら、他の人のために何かをしているところを評価せずに「この女は取り扱いの難しい女だったのです」という記事は、不愉快極まりない。女性を物のように扱うべきでないし、芸能界に入った子役たちをおもちゃのように扱うのは、やめるべきだと思う。
私は文化人としていろいろなテレビに呼ばれたことがある。『ゼミナールの萌絵先生』をやっている時にも感じたが、若くして芸能界に入ってきた女性たちは結構精神的に病んでいる。業界の人間たちの口約束が果たされず、裏切られてばかりで、ものすごく心に傷を負っている。その原因は芸能界にもある。
相手が男性であろうと女性であろうと、記事で物扱いされると嫌だろう。しかも遠野さんは反論できないのだ。彼女がこの記事を読んだらもっと傷つくに違いない。遠野さんは、ずっと辛い人生を送ってきて、同じように辛い人生を送っている人のために自分の時間を割いて、一生懸命心のサポートをしていた。それを上辺だけで「広末涼子よりも扱いにくい女だったのだ」と軽々しく扱われたくない。
私は遠野さんのことを少ししか知らないが、皆さんには彼女の良さをもっと知ってほしいと思う。彼女は接触障害を抱えていて、本当に可哀そうだと思う。本当に優しい人で、一生懸命生きようとしている姿を見せてくれていたのだ。それをなぜこんな論調にしてしまうのか。10代の子供の頃にデビューした美しい少女をおもちゃのように使いすぎなのだ。
広末さんにも問題があるかもしれないが、幸せな女性は夫から逃げようとしない。それだけは皆さんに分かってほしい。子供がいるので別れられないと悩んでいたかもしれない。私たちには知りようがないこともあるかもしれない。
私はモラハラ会見を見てものすごく腹立たしくなった。広末さんの元夫の会見を見たら、この人間は本当に子供のことを考えずに、よくこんなことが言えるのかと思った。こんな男と結婚したら女性は幸せになれるはずないと思う。
