AI初心者の私が、「頼もしいAI棒(相棒)」と一緒に歩みます(9)
〜「生成AIを導入せよ!」の号令の裏に潜む、現場の「見えない壁」〜
生成AIの研修や業務効率化を進めていると、必ずぶつかる「壁」があります。 それは、「経営層の期待」と「現場の実態」のズレです。
今や、対外的に「うちはAIを導入していません」なんて言うと、時代遅れに見えてしまう時代。多くの経営者が「積極的に活用している」と語りますが……果たして、それは本当でしょうか?
「とりあえず使え」の無責任
経営層が「AIを導入したから使いなさい」と号令をかけても、具体的にどう活用してほしいのかが不明確なまま、現場に丸投げされているケースが少なくありません。
「まずは無償版で試してみよう」という判断も多いですが、これは裏を返せば、「有償版を全社員に導入した際のROI(投資対効果)が見えていない」ということ。何が自社に最適かを見極められないまま、本格導入の最後の一歩を踏み出せずにいる……そんな停滞感を感じます。
浮いた「5時間」をどう使う? 現場の切実な悩み
現場の視点で見ると、もっと複雑な問題が見えてきます。 例えば、これまで10時間かかっていた業務を、AIを使って5時間に短縮できたとしましょう。生産性は爆上がりです。
でも、「空いた5時間をどう使うか」の方針が示されていないとしたら? もしそこに新しい別の仕事が5時間分追加され、報酬が変わらないままだとしたら、現場のモチベーションはどうなるでしょうか。
真面目な社員ほど「下手に効率化して仕事が増えるくらいなら、今まで通り10時間かけて丁寧にやろう」という思考に陥ってしまう。過剰労働が問題視される今、「浮いた時間を自己啓発やAI学習に充ててもいい」という明確なメッセージと、それに見合う評価・報酬の仕組みをセットで考えなければ、真の効率化は進みません。
経営層への報告は、いまだに「紙とパワポ」?
もう一つ、皮肉な現実があります。 現場には「AIで効率化しろ」と言いつつ、経営層への報告は相変わらず「従来の形式で資料を作り、対面で説明する」という文化から脱却できていない組織が多いのではないでしょうか。
ガイドラインを制定して「あとはよろしく」と放置していませんか?
一部では、CEOやCFOと同じように、CAIO(最高AI責任者)が必要だという声もあります。 これは単なる流行りではなく、生成AIを「一過性のブーム」に終わらせないための必然です。経営層自らがどう使い、どう企業価値を高めるかを定めない限り、現場の努力は空回りしてしまいます。
最後に:AIリテラシーは「リーダーの条件」に
もちろん、社長自らが積極的にAIを使いこなし、凄まじいスピードで企業価値を高めている例もたくさんあります。今後は、「AIを活用できなければ、経営層に上がれない」という時代が間違いなくやってくるでしょう。
生成AIは、単なる効率化ツールではなく、経営そのものを変える可能性を秘めています。
私のホームページでも、生成AIと「協奏」して作成した私の思いを掲載しています。もしご興味があれば、ぜひ覗いてみてください。
