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スケジュール手帳の四次元構造について【嘘論文】

【要旨】

 一般的に一次元は点・二次元は線・三次元は高さ(立体)、そして四次元は時間と認識されている。
 手帳の定義は「物事を忘れないようメモを取る小型のノートであり、時間・日・週・月・年を軸に内容を管理されている物」である。
 すなわち手帳、中でもスケジュール管理などを行う手帳には時間軸があり、四次元構造を有していると言える。

【序論】
 一人一台携帯型電子端末を持つ時代となったが、紙の手帳を利用する人は多く、また、その機能も多種多様化している。
 そこで改めてスケジュール手帳(以下手帳と記す)における他のノート・メモ帳との構造の違いを明確に示す事を目的とする。


【方法】
 我々はまず一般的な手帳を購入し、中の構造がどうなっているのかを調べた。
 その結果、以下のような基本構造をしている事がわかった。

  1. 表紙

  2. 中表紙

  3. カレンダー(小)

  4. メイン記入ページ

  5. メモ用のページ

  6. 簡易アドレス帳

  7. 中裏表紙

  8. 裏表紙

 これが手帳の基本構造であり、これがない場合スケジュールを書き込む手帳としては成り立たない。
 注目すべき点は、「4.メイン記入ページ」である。このページは手帳によって異なるが、時間・日・週・月・年によって記入欄が作られている。
 最もポピュラーな手帳の場合、見開きで一つの月が表され、そこに曜日毎に整理された日のコマ分けがある。(図解1)

図解1

 また、曜日毎に分けないパターンもある。(図解2)

図解2

 この他、1ページを一週間の軸にした物(図解3)、1日のスケジュール管理を目的とし時間毎に区切りのある物などもある。

図解3

 このように手帳における「4.メイン記入ページ」には特出した特徴がある。同じように物事を忘れないよう記録を取るノートやメモ帳と大きく異なる点は「時間・日・週・月・年によって記入欄が作られている」という点だ。

 この事から、手帳は時間軸によって物事を整理する特性があると言える。
 それは使用例からも見て取れる。(例1)

5月6日 10時、本社ビル第三会議室

(例1)

 例1はまず「5月6日10時」と「本社ビル第三会議室」の二つに分ける事ができる。

 「本社ビル第三会議室」は場所を指し、地点、つまり一次元である。その点を場所を地図上で示すならば、緯度と経度の二つの線が交わった場所である。(二次元)
 また「ビル」とある事から高さのある建物(立体物)である事が推測され、緯度と経度の交わる点に高さが加わる事になる。(三次元)

 そしてスケジュールを間違いなく実行するには、地点だけではなく、その場所にいついなくてはならないかの情報、つまり時間軸が重要になる。(四次元)
 例1の場合、「5月6日10時」がそれを示す。

 
【結果】
 手帳はノートやメモ帳等の他の記録用紙媒体にはない時間軸を持っており、それにより管理されている。このことから他の記録媒体であるノートやメモ帳とは明らかな違いがある。手帳はノートやメモ帳など他の記録用紙媒体には必要ない「時間」の概念が必要であり、それにより情報を管理し情報としての意味を持っている。


【考察】
 手帳は時間軸によって管理された記録様式を用い、時間軸が重要な役割を果たしているとこがわかる。時間と場所が情報として重要である事から、手帳には四次元構造があり、四次元的な事象を記録する能力があると言える。


【結論】
 手帳は忘れないよう記録を取るものではあるが、同種の目的を持つノートやメモ帳とは違い時間軸が要となっている事から、四次元的な構造を有していると言える。


[謝辞]
 この嘘論文の発表の機会を与えてくれた風まかせ文芸部及び企画者i先生に深謝の意をここに表します。


[参考文献]

#風まかせ文芸部
#手帳
#これはフィクションです



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付加豆美 口下手の為ご無礼ながらコメント・コメント返しをする事が殆どありません。全ては作品に込めます。力量が足りない事が多いですがご了承頂けますと幸いです。