【後編】コンビニ経営は“頑張り方”より“残し方”で差がつく!!4つ目の式|稼いだ利益を“手残り”に変える経営
前回の記事では、コンビニ経営には3つの基本式があると書きました。
売上 = 客数 × 客単価
粗利益 = 売上 × GP率
最終利益 = 粗利益 − 経費
この3つは、コンビニ経営の基本です。
売上を上げる。
粗利益を残す。
経費を抑える。
ここを見ずに経営することはできません。
ただし、私はこの3つだけでは足りないと考えています。
なぜなら、経営者が本当に見るべきなのは、PL上の利益だけではなく、
最終的に会社と自分の手元にいくら残るのか
だからです。
売上が高くても、お金が残らなければ意味がありません。
粗利益が出ていても、税金、社会保険、返済、無駄な支出で手元資金が残らなければ、経営は苦しくなります。
逆に、売上がそこまで大きくなくても、制度を理解し、経費を設計し、助成金や補助金を活用し、資金繰りを整えていれば、最終的な手残りは大きく変わります。
これが、私の言う4つ目の式です。
4つ目の式とは何か
私が考える4つ目の式を、あえて一言で表すならこうです。
実質手残り = 最終利益 + 節税効果 + 助成金・補助金等 − 余計な流出
もちろん、これは会計上の正式な式ではありません。
ただ、零細企業の経営者としては、かなり大事な考え方だと思っています。
コンビニ経営では、どうしても売上や日販に目が行きます。
今日は日販がいくらだった。
前年より売上が上がった。
客数が増えた。
人件費率が高い。
粗利率が低い。
廃棄が多い。
客単価が落ちた。
もちろん、これらは大切です。
ただ、最終的に経営者が見るべきなのは、
会社と自分の手元にいくら残ったか
です。
ここを見ないまま、売上や日販だけを追っていると、かなり危険です。
売上はある。
人も雇っている。
店も回っている。
忙しく働いている。
でも、なぜかお金が残らない。
この状態は、店舗運営はできていても、会社経営ができていない可能性があります。
店舗運営と会社経営は違う
ここを混同しているオーナーは多いと思います。
店舗運営とは、店を回すことです。
売場を作る。
発注する。
シフトを組む。
人を教育する。
接客する。
清掃する。
販促を実施する。
本部対応をする。
人手不足を埋める。
これらは、店長業務に近い領域です。
一方で、会社経営とは、会社にお金を残すことです。
税金をどう考えるか。
社会保険をどう設計するか。
助成金や補助金を使えるか。
設備投資をいつ行うか。
借入と返済をどう管理するか。
法人と個人のお金の流れをどう作るか。
税理士や社労士をどう使うか。
AIをどう使って経営判断の材料を作るか。
これは、店長業務とはまったく別の領域です。
コンビニオーナーは、現場に近すぎるため、つい店舗運営だけで経営している気になってしまいます。
しかし、本当に大事なのはその先です。
店を回すだけでは、会社にお金は残りません。
会社にお金を残すには、経営者としての設計が必要です。
そして、この設計をしないまま「頑張っている」と言っても、最終的な手残りはなかなか増えません。
ここから先では、私が考える4つ目の式について、さらに具体的に書いていきます。
これは、売上アップや人件費削減のような、表側の店舗運営の話ではありません。
コンビニオーナーが見落としがちな、
節税、助成金、補助金、経費設計、法人と個人のお金の流れ、資金繰り、専門家の使い方、AIの使い方
こういった、いわば経営の裏側の話です。
売上はある。
忙しい。
人も雇っている。
でも、なぜかお金が残らない。
そう感じている方は、この4つ目の式を一度考えてみる価値があると思います。
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