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乾燥だけで一週間!老舗3代目が初挑戦で生んだ「夜空と天空の城のこはく糖」とは?

昭和12年(1937年)の創業以来、3代にわたって地域に愛され続ける町のお菓子屋さん「お菓子のひろせ」。生どら焼きからフルーツ大福、なんとおこわまで、200種類以上もの商品が並ぶ、まさに大野の食の宝箱のようなお店です。

そんな歴史あるお店が今回、大野の逸品創出事業への挑戦として、キラキラと輝く宝石のようなお菓子を創り上げました。

大野の逸品創出事業での様子

その名は「夜空と天空の城のこはく糖」です。

この記事では、老舗が挑んだ琥珀糖作りという未知の世界、その知られざる奮闘の物語と、お菓子に込めた想いに光を当てるべく、「お菓子のひろせ」の内山さんにお話を伺いました。


「夜空と天空の城のこはく糖」、まるで夜空を閉じ込めた宝石のようで、本当に美しいですね。どのようなきっかけで開発されたのでしょうか?

大野城の夜空をイメージしたこはく糖

内山: ありがとうございます。もともと、キラキラして綺麗な琥珀糖をいつか作ってみたい、という想いがあったんです。そして、せっかく作るなら、普段のお菓子とは少し違う、贈答用にもなるような、ちょっと高価で特別感のあるお菓子にしたいと考えました。

テーマとして、大野のシンボルである「天空の城」を夜空のバージョンで表現したら美しいだろうな、と。お城から天の川や雲海を眺めているような、実際の景色をイメージしてデザインしました。


お店にとっては、琥珀糖作りは今回が初めての挑戦だったと伺いました。ご苦労された点も多かったのではないでしょうか?


内山: それがもう、本当に大変で…(苦笑)。一番の敵は、大野特有の「湿気」でした。大野は盆地なので湿気が多く、琥珀糖を乾燥させて外側を結晶化させるのに、とにかく時間がかかるんです。

通常でも10日から2週間かかるところ、全く乾かない。これはもうダメだ、ということで、乾燥させるためだけに専用のオーブンを導入しました。

── 専用のオーブンまで!それで乾燥時間は短縮できましたか?

内山: それでも、毎日5時間オーブンで乾燥させて、完成まで丸一週間はかかります。本当に根気のいる作業です。

また、琥珀糖作り自体が初めてだったので、寒天を固めて型で抜くタイミング一つとっても、最適な瞬間を見つけるまで試行錯誤の連続でした。

── 想像を絶するご苦労ですね。色合いも天然由来にこだわられているとか。

内山: はい。夜空の青色は「バタフライピー」というハーブの天然色素を使っています。星の黄色など、一部だけ着色料を使っていますが、他はできる限り食品由来の色で表現することにこだわりました。


完成したお菓子ですが、一番のこだわり、魅力を教えていただけますか?

内山: やはり「味」と「見た目」の両方ですね。

色ごとに味付けを変化させている

見た目では、特に大野城の形にこだわりました。
そして味は、ゆず、オレンジ、りんご、そしてうちならではの「でっちようかん味」など、一粒一粒の味がしっかり感じられるように、ペーストの配合などを何度も調整しました。

もちろん、大野のおいしいお水もふんだんに使っています。それぞれの味の違いを楽しみながら、召し上がっていただけると嬉しいです。

── まさにお店の技術と大野の恵み、そして大変な努力の結晶ですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。


「夜空と天空の城のこはく糖」は、以下でお買い求めいただけます。

道の駅越前おおの 荒島の郷」
・お菓子のひろせの店舗内

現在は大野市内でしか購入できませんが、ネットでも購入できるような方法も模索中とのことです。

福井県大野市に訪れた際は、お菓子のひろせの「夜空と天空の城のこはく糖」を、ぜひお手に取ってみてください。

【お菓子のひろせの店舗情報】
昭和12年創業。生どら焼きやフルーツ大福などの定番から、九頭竜舞茸の山菜おこわ、お餅まで、200種類以上の品揃えを誇る「なんでもする町のお菓子屋さん」。3代にわたり、地域のあらゆるニーズに応え続ける、地元に無くてはならない存在です。

*住所*
〒912-0053 福井県大野市春日1丁目6-13

*電話*
0779-66-2693

*営業時間*
平日9:00~19:00
日曜日9:00~17:00
※定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)

*SNS・HP*
Instagram: https://www.instagram.com/okashinohirose/

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