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shinsukesugie
モンテスキューの『法の精神』を読んだら、学校で習ったことが別物に見えた
「モンテスキューの『法の精神』を読んでいたらかっこいいよな」と思い、今日本屋で中公クラシックスの『法の精神』を買い、一日中読んでいた。
モンテスキューとは、18世紀のフランスで活躍した啓蒙思想家・法学者だ。最も有名な功績は、著書『法の精神』の中で「三権分立」を提唱したことだ。
学校では「三権分立」というワードと「立法・行政・司法を分けて権力の集中を防ぐ仕組み」という結論だけを習う。しかし、モンテスキューが本当に書いたのは、その前の問いだ。
なぜ権力は集中すると腐敗するのか
人間とはそういう生き物だという本性を前提に、どう制度を設計すればいいかを説いている。
学校では「三権分立は大事」と教わるが、「なぜ一人に権力を集めると危険なのか」の論理は教わらない。モンテスキューはそれを「政体の比較」という形で丁寧に説明していく。民主政・君主政・専制のそれぞれがなぜ機能し、なぜ崩壊するかという分析は、現代のニュースを見るときにも使える視点だ。
さらに面白かったのは、法を「神の命令」でも「権力者の独断」でもなく、気候・地理・習俗・商業といった条件から生まれるものとして分析している点だ。なぜ同じ制度が国によってうまくいったりいかなかったりするのか。その問いへの答えが書いてある。義務教育では絶対に触れない視点だ。
「三権分立」という言葉だけ知っていたが、読んだら全然別の話だった。
とても面白かった。
